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林 耕作のコラム

「中小企業の事業承継」(2013/07/11)
 中小企業の事業承継は昔から頭の痛い問題でした。今や政府を挙げて中小企業の後継者問題に力を入れて取り組んでいますが、昔より大きく進歩したという印象はありません。
 財産のみならず生き物である「事業」を特定の個人に承継させていくという核の部分が大変に困難なことなので、周辺環境を改善しても結局あまり変わらないのではないかと考えています。それと、事業主に対する社会のリスペクトが弱いのではないかと常々感じております。
 事業主として当然、節税に関心も払うけれどその一方で経済や雇用に貢献していることのプラスをもっと社会が評価するようにして欲しいと願っております。
「景気回復といわれているが…」(2013/03/21)
 最近、株価もあがり輸出企業も円安で落ち着いております。さらに、ベアUPをしている企業もあり、企業業績が上向いてきたようなムードになっております。
 ただ、現場の第一線に接している身からすると中小の業績は全然良くなっていないどころか悪化してと感じるケースが多いのです。そして、これから震災特需の反動や円滑化法の期限切れ問題が中小企業を直撃してきます。これは、景気に相当なダメージとなりますので、深刻な「谷」が来るのではないかと思います。
「会社の経営姿勢」(2013/01/10)
 自民党に政権が戻り、企業にとっては、良い環境になる空気があります。
 まずは環境づくりからというのが政府の方針のようですが、金融緩和や景気刺激策を積み上げても、実態経済が良くならなければ、質の伴った経済の復活は成し遂げられません。
 官製需要の経済に踊らされることなく、腰の座った会社経営、わが道を信じる経営姿勢が今こそ大事だと思います。
「日本の未来」(2012/10/15)
 ここ数年とても気になるのが、新卒の就職問題です。働きたくても就職口がない若者が増えています。若いときにこそ身に着けておくべきスキルもあるはずで、それが身につけない状態ではその先の労働スキルに影響を与えます。
 一方、生活保護の不正受給やOBの高い年金基金の運用利回り(4.5%で回るはずがありません。)の問題があり、世代間等の不公平が指摘されておりますが、解決の動きは見られません。こういう問題こそ、政治がリーダーシップを取るべきだと思いますが、選挙もあるためか、なかなか事態はすすみません。
 しかし、若者の未来は日本の未来でもあります。若者の仕事を与え、スキルアップを会社、あるいは一歩すすんで社会で支えるようにしていかないと日本の未来は暗いといえます。
「栄枯盛衰」(2012/09/07)
 この間まで勝ち組だったシャープの凋落は目を覆いたくなる状況です。
 巨額の赤字を計上し、リストラを急いでいますが、亀山モデルを中心とする薄型TV事業がビジネスモデルとして通用しなくなったいま、なかなか厳しい状況だと思います。足元の四半期の決算をみても有利子負債(CPや社債があるところに当事の勢いが感じられます。)が多く、過剰な設備投資のつけがバランスシートに痛々しく残っております。
 シャープは、現状を鴻海精密工業と資本提携で乗り切ろうとしておりますが、それも厳しいかもしれません。個人的には、日本企業であるシャープに踏ん張って欲しい思いは強いですが、冷静に出資側の論理で考えると、現下のバランスシート、株価で出資比率9.9%を超えないとなると、鴻海は他の条件面で相当譲歩を迫ってくるでしょう。
 亀山モデルで一時期注目されたシャープに勝ち組ゆえの奢りがあり、そこから状況予測に甘さが出てしまったのか、または、予想をはるかに上回ることが家電の世界でおきてしまったのかはわかりませんが、経営とはかくも難しいものなんだと実感されられました。改めて、継続して黒字を達成し続けている経営者の素晴らしさに思い至りました。
「機を見て敏」(2012/08/21)
 以前、高崎のもっと先のある新幹線の駅に降りたときの衝撃は近年にないものでした。
 その駅には、新幹線の止まる駅だというのに「立ち食いそばや」が一軒、「おにぎりもおいていないキオスク」はありますが、昼食になるようなものはありません。その駅に併設された土産ショップも活気はまったくありません。それもそのはずです、1時間に1本くらいしか新幹線は来ないので、その1本が過ぎてしまえば、お客さんなどどこにもいないのです。
 しかし、その土産ショップの隣の観光協会に賑わいがあるではありません。のぞいてみると、暇な職員がただおしゃべりをしていたのです。いや、別におしゃべりしてよいのですが、誰も来ない場所に観光協会を作り、町の税金で何にもしない人を何人も雇用しているとは、全く呆れてしまいました。
 これは自治体の予算配分や重点施策のとり方に問題がありますが、民間企業だって最近の日本の電機産業の業績をみると決して笑えません。営利企業だって一歩間違うとこのようになってしまうのです。ましてや中小企業は、「機を見て敏」に行動しないとたちどころに窮してしまうことになりかねません。特にここ数年はそういう意識を高めておく必要がありそうです。
「"夏"リスク」(2012/06/27)
 もうすぐ、1年の半分が経とうとしております。
 早いようでありますが、まだ「夏」を残しておりますので、努々油断はできません。ここ数年の猛暑は働く気力を奪いますし、震災以降の節電や電気料金値上げ問題等は企業経営としてもカウントしなくてはならなく夏のリスクになってしまいました。電気や水などあって当たり前のものが不足すると改めてその有り難味を知ります。その供給があって当然という前提で企業活動が行っていることにこれで大丈夫なのか不安になることがあります。もし、水や電気が不足したら、もし、流通ストップしたら…。
 万が一を考えすぎると商売になりませんが、「夏」は個人にとっても会社にとってもなかなか大変なものになりました。
「突出すること」(2012/03/28)
 よく学校の成績表や人間ドックの結果などで円グラフを見かけます。
 例えば受験勉強ですと、国語、算数、理科、社会、英語を円グラフにして分析し、内側にへこんでいる悪い科目を改善していこうというのが一般的です。
 これは、便利な表なので企業評価や人材評価にも頻繁に使われますが、ビジネス社会では、事実上こういった分析はあまり意味を持たないと思います。というのもビジネスでは、突出して良いものが一つあれば十分であって、他の項目は悪くても全然問題にならないからです。バランスが良い企業や人材はこれをいった強みがないことの裏返しなのです。
 その企業や人材の専門性や優越した部分をどんどん伸ばすことが必要なように思います。
「経営者の育成」(2011/11/17)
 オリンパスや大王製紙といった大企業の不祥事が話題になっています。
 オリンパスの損失先送りの件は、原因はバブル崩壊の頃にまで遡る話で単純だけど根が深い話です。昼間に亡霊に出くわしたような気分で、そんなものがまだあったのかと本当に驚きました。
 また、大王製紙の創業家会長の巨額の借入も通常では考えられない金額、そして理由です。戦後の混乱期ならいざ知らず、コンプライアンスや内部統制にうるさいこの時代に上場企業の代表者がカジノ賭博のために会社の資金を持ち出すとは耳を疑う話です。勝手に新興国の企業はいい加減だろうと思っておりましたが、他国のことを言っている場合ではなかったのです。
 しかし、オリンパスの「内視鏡」、大王製紙の「エリエール」と商品は優れていますので、復活の余地はあるでしょう。問題は「経営者の品質」であり、その点が改善されれば会社は復活するはずです。やはり大事なのは「経営」であり、「経営者の育成」であります。現経営陣にとっては中長期的な視点から「次世代の経営者育成」を行うことが大事な業務になってきます。
「自分の身は自分で守る」(2011/09/09)
 高度経済成長期は、考える、あるいは判断する作業を個人が積極的に行わないで国任かせにしていても、まあ大丈夫だろうという意識があり、それでもうまく回ってきた部分もあります。しかし、バブル崩壊後、どうやらそうではないと思われる例が散見されるようになりました。そして、3.11の震災、その後の原発事故の対応を見るに国は国民を必死で守ってはくれないということを確信しました。それに、財源もなさそうです。
 個人で考え、判断し、身も自分で守る。そういう風に考えていかないといけないようです。
「企業を取り巻くリスク」(2011/07/12)
 震災で、企業のリスクマネジメントに焦点があたるようになってきました。訴訟リスク、買収リスク、情報漏えいリスク等々いままで想定していたリスクだけでなく、地震、津波などの自然災害のリスク、また、いままでリスクとして認識していなかった電力不足リスクまで想定しますとこれらへの対応は非常に大きく、広範囲なものになり、コストがかさみます。当然、効率化一辺倒ではなくなりますので、企業活動にとって不便なものになります。
 しかし、それでも私は一度ゼロベースから企業のリスクを見直すことは良いことであり、健全なことだと考えます。ある経営者の方に、@まず「ベストケース」と「最悪のケース」を想定し、A現実はその間で起こることといわれたことを思い出します。自分の会社のリスク分析を行い、最悪のケースを想定することをお勧め致します。
「被災した方の分も頑張りましょう!」(2011/04/25)
 新年度になるとなんとなく気分が変わり、桜も咲き、華やぐのですが、今年は地震、津波、原発とそれに続く影響で、そんな気分になれません。さらに、町はやや行き過ぎた自粛モードなので、景気悪化ムードを感じます。
  しかし、被災していない私たちが、ずっとこのままではいけません。こういう逆境のときこそ、被災した方の分も被災していない人が引き受けて元気でそれに向かっていく姿勢、気持ちが必要なのではないかと思います。人間は、ずっと悲しみの中で生きていけません。苦しいこと、悲しいことより楽しいことの方が多いから生きていけるとだと信じています。
「事業継続計画」(2011/03/18)
 私ども事務所では、万が一火災や地震などの災害にあった場合も復旧できるようにデータのバックを貸金庫に定期的に預ける、安全な外部倉庫に紙ベースを保管するなど「事業継続計画」を備えております。地震で事務所の入っているビルが倒壊しても別に場所を移転し、PCを購入し、それにデータを入れれば数日前までのデータが立ち上がり、事業が継続可能な環境となるようにしております。
 ただ、税理士法人ですのでデータがあっても税理士を含めたスタッフが無事でいなくては、事業は回っていきません。データと人がいてはじめて事業の復旧は可能となります。製造業の場合はそんなに簡単にはいきませんが、我々のような事業体は、やはり(人命)が重要で、命さえあれば、事業はなんとか復旧できるのです。今回の地震、津波で、人命の大切さを思いました。
 地震により、亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
「JALのストライキ」(2010/12/20)
 JAL破綻は不幸だと思いますが、その後のストライキのニュースに仰天しました。日本航空の客室乗務員(CA)の一部で構成する労働組合「日本航空キャビンクルーユニオン」(約870人)が12月24・25日の両日、ストライキを実施する方針を固めたというのです。
 日本航空が行なう整理解雇への対抗策らしいのですが、これには、非常に違和感を覚えます。
 報道されてきたように旧経営陣が生ぬるい経営をしていたということは、事実でしょう。が、そういった会社に勤務を続けるという選択をしたのは、従業員自身なはずです。逃げ出す選択肢もあったわけですが、そうしないできたわけです。
 また、労働組合の過剰な要求が日本航空の財務悪化の原因のひとつであるならば、その果実を手にしてきたのは従業員自身なはずです。それをここに至って被害者意識にかられた恨み辛みを、ストライキという時代錯誤的な形でぶつけるのは手法で対抗するというのは、随分世間と感覚がズレていると思います。 
「税は政治である」(2010/10/28)
 最近の税制改正議論は、高額所得者や資産家層への負担増の方向です。民主党政権だからなのか、高額所得者や資産家層への課税強化が安易に決定されるシステムになっているのがとても気になります。再分配機能の強化の名の下、取れるところからとっていこうということなのでしょうが、高額所得者や資産家層の反対意見は聞き入られるようになっているとは思えません。
 この状態を嫌い高額所得者や富裕層の中には、日本を離れシンガポールなど相続税のない国に移住する方がいらっしゃいます。今の日本の税制に納得できないということでしょう。
 最大公約数の幸せを追求する結果、高額所得者や資産家層が置き去りになっているような気がします。そして、それは、中間層が高額所得者や資産家層になりたいと思うモチベーションを奪うことにつながり、めぐりめぐって失政となるのではないかと考えます。
「住まいについて」(2010/08/26)
 住まいについて考えてみます。
  1. 賃貸派 VS 所有派

     住まいに関して、賃貸にするかマイホームにするかという古くて新しい議論があります。どちら側にも言い分がありますが、マイホーム派の「ローンが終われば資産が残る」という理屈でマイホーム派が少し多いような気がします。私は、土地神話の時代じゃない現在において、理論的にはイーブンだと思います。(でも、私は家族のことやなんかで所有派となっています。)

  2. 戸建て VS マンション

     次に、そのマイホームに関して、戸建てとするかマンションにするかにするかという議論があります。
     「マンション⇒中古戸建て⇒大きな邸宅」という住宅すごろくはもう考えられませんので、終生マンション住まいという方も多くいます。(私もたぶんそうです。)マンションなら比較的駅近で「便利」を買うことになります。一方、戸建てならなんといっても「地べた」を買うことになりますので、天災への備え、そして、所有欲を満足させます。
     私自身は、駅近マンションにこだわりました。それと、鍵ひとつで外出できる利便性は捨てがたいものがあります。

  3. 向き・広さ

     マンション購入当初、北向きの物件を考えていたのですが、新築マンションのチェックサービスをしている会社の社長さんの反対に合いました。売ることを考えて南東の部屋が良いとのことでしたので、予算変更は必要になりましたが、素直に従いました。今考えても、すばらしいアドバイスだったなあと思います。
      マンション購入当初は夫婦に0歳児1名でしたが、今や子供3名です。子供が大きくなったら今のマンションでは狭いでしょう。といって、4LDKというマンションは見かけませんので、中を改造するしかないようです。家族構成が落ちついてからが間違いないと思いますが、こればっかりは予測不能のようです。

「体のメンテナンス」(2010/07/22)
 私は、16年前、28歳の頃に大病をしました。それ以来、毎年人間ドックは欠かしたことはありません。特に、ここ5年くらいは年2回(夏と冬)人間ドックを受けるようにしています。さらに、2年前から「2〜3年に1度は大腸の検査をやろう」と思いたち、今年がちょうどその検査の年にあたります。これも、この夏にやる予定です。
 自分の体については、過信もあるかもしれませんが、なんとなく後回しになりがちです。しかし、「体」は疲労やストレス、暴飲暴食などで確実に消耗していきます。折に触れてきちんと体をメンテナンスし、ケアしておかないと後で取り返しが付かないことになりかねません。
 特に、経営者の健康管理は、経営者本人のためだけではありません。会社のため、社員のためにもきちんと働ける状態にしておき、もし、病の兆候があれば早期に発見・処置することが肝要です。
「グローバル化」(2010/06/29)
 先日、埼玉から湘南新宿ラインで都心に向かっている途中の宮原駅付近で電車が止まってしまいました。原因は、磯子付近の事故だったのですが、その時、「グローバル化とはこういうことなんだろうなあ」と思いました。宮原と磯子は相当離れており、磯子の事故が宮原の運行に影響があるとは思われないのですが、「より便利に」と路線を乗り入れすることによってこういったマイナスも引き起こしてしまいます。
 経済でも同じようなことがおこっております。リーマンショックはアメリカ発でしたが、世界の末端まで影響を引き起こしました。現下のギリシャ問題も経済がグローバル化した今、その影響が広く世界中にわたっています。
 そして、現在は、自己責任の時代です。よって、個人で一見関係なさそうに見えるが後から波紋のように押し寄せてくる問題を判断しなければなりません。ましてや、経営者の方はなおさらです。高度で重大な決断を瞬時に判断しなければいけないケースも出てくるでしょう。その判断ができるように常に自分を磨いておく必要があります。
「仕事とは」(2010/04/12)
 私事で恐縮ですが、私は今年で44歳となり、社会人となって丸22年となります。少なくともあと18年は仕事をしようと思っていますので、通算40年間は働くことになります。
 日本人男性の寿命が80歳位ですので、人生の半分以上は「働く(仕事)」ことが中心の生活になります。この必然的に、自分の人生の中心となってくる「仕事」が楽しくなければ、これはその人にとって大変な不幸だと思います。恋愛や一時期の病気などであればともかく、仕事が苦痛の元となれば、朝の通勤から家に帰ってくるまで丸一日が苦痛となり、これがずっと続く可能性もあります。いくら生活のためとはいえ、ずっと何年間も苦痛を伴う仕事をしなければいけないのであれば、それは豊な人生とはいえないのでないでしょうか。
 私は、仕事は「楽しく」、「やりがいがあり」、「人のためとなり感謝されるもの」、そして、「労働人生を終えた後もそのやった仕事にプライドを持てるもの」でありたいと思っています。
 現下、若者が就活で苦労しており、理想論に聞こえるかもしれませんが、労働人生の折り返し地点を過ぎた自分なりの「働く」ことへの感想です。
「企業は性善説で」(2010/03/24)
 企業活動とは「善」であるとまでは言わないまでも、「悪」ではない存在なはずです。企業の構成員はつまるところ個人であり、我々日本人です。企業としても社会貢献を社是に掲げる企業は多いですし、税金も納め、雇用も創出しているのが企業という存在です。
 そんな企業を現政権は、性悪説で見ているのではないかと感じます。従業員代表を監査役にする案や派遣法の改正、モラトリアム法案など枚挙に暇がないほど企業いじめとも思える政策ばかりです。 発展性を感じさせる政策がなく、規制ばかりが強化されている印象があります。政府に景気対策等々を講じてくれとは言いません。せめて足を引っ張らないでくれというのが、本音です。
 例えば、トヨタのリコール問題だってGMの件だけでなく普天間の問題も絡んでいるのではないかという意見がありますが、そうであれば、トヨタは現政権の最大の被害者です。
 現政権が企業活動を「性善説」に立脚して政策運営をするようになってほしいと思いますし、そうすれば、企業景気も上向き、引いては従業員(労働者)の懐も潤うように思います。
 党幹部の挨拶回りが「連合」が優先されるような悪夢は早く終わって欲しい思います。
「小沢一郎氏の陸山会の土地購入問題」(2010/02/24)
 政治的な視点はさておき、税務的には小沢一郎氏の陸山会の土地購入問題は大いに関心があります。
 ちょっと前になりますが、小沢氏から「陸山会代表としての小沢一郎氏」と「個人としての小沢一郎氏」の覚書なるものが記者会見で提示され、故に問題なしとの言い分がなされました。
 瞬間的に「これは許されないだろう。さすがに国税局が動くだろう。」と思いました。が、その後も国税局が本件についてなんらかの動きをしたというのは聞きません。まさか、問題にされないのでしょうか。
 相続をやっている者としての疑問があります。仮に、小沢一郎氏が死亡した場合、陸山会代表としての小沢一郎氏名義としている財産も登記簿謄本では、所有者小沢一郎なのですから、小沢一郎氏の相続財産以外考えられません。相続税の申告書作成上、これを相続財産から除外する実務はちょっと考えられません。となると、やはり陸山会で土地を購入した時点できちんと課税がなされるべきです。
「師走の足掻き」(2009/12/02)
 幼い頃は、年末年始というのはクリスマスにお正月とイベントが盛りだくさんでなんとも楽しいものでした。大人になると、どれもが慌しい師走から一月にかけての一行事に感じます。感動は年を経るごとに薄れゆくものなのでしょう。
 一方で、新年を迎える颯爽となる気持ちは毎年増すばかりです。そういえば最近、景気の良い話がありませんので、やはり人間悪いことは忘れたいんだなあと思います。
 ともかく、残り数日で本年も終了します。その数日、力を抜かすに頑張って、頑張って、それでも事至らないときは、スパッと忘れて、「新年あけまして〜」と行こうと思います。  
「暗い夜もいつかは明ける」(2009/11/17)
 もう今年も早いもので、後残りわずかとなりました。リーマンショックによる景気悪化が予見された年初においては、「今後、3年間耐えて頑張れば、なんとかなる」といわれました。「よーし、それでは3年辛抱しよう!」と頑張っていると思いの外、景気が早くも回復してきました。
 ところが、一転また「二番底がくる」「民主不況」だといわれ始め、ここ数年は景気が低迷するといった悲観論が趨勢を占め始めました。そうすると、また、スイッチを入れ替えて、「これから3年くらい頑張れば、何とかなる」と気を入れなおしていかなければなりません。頑張らなければならない年数がどんどん延びている気がしますが、「暗い夜もいつかは明ける」はずです。ここは、もうひと頑張りしましょう。  
「景気は回復した!?」(2009/06/30)
 選挙が近いので、政府発表では「景気はもう回復した」ということになっています。周りの経済状況を見てみるとだんだんと景気が良くなっているのは確かのようです。しかし、なんとなく不安なのです。今回の経済危機が本当に「100年に一度の危機」ならば、1年も経たない間に危機が去り、経済回復するものなのでしょうか。確かに日本でも建築・不動産を中心に昨年末から会社倒産が相次ぎましたが、それ以外の業種で倒産が顕著だったという記憶はありません。もしかすると「100年に一度の危機」級の不況はこれから本格化するのかもしれません。決して、不安を煽っているのはなくて、万一もっと深刻な不況になった時にジタバタしないためにそういった可能性もありますよということをいっているのです。
 実際問題、首都圏経済は、良くなったのかもしれませんが、地方経済は依然低迷しており、日本全体を俯瞰して政府発表の通りとはとても思えません。それに、企業業績は復活しても雇用はまだまだ回復にはほど遠いようです。経済が復活したといってもジョブレスの間は本当の復活とは言い難いと思います。私は、「日本の経済力は依然として強く、楽観的な見通しにたって経営にあたって大丈夫」とのスタンスをとっておりますが、万が一のため、頭の隅のどこかに第2波が来たときの対応策を持っておきたいものです。  

「教育費×3」(2009/04/15)
 子育てをしていると「子育てコスト」の高さを実感します。教育費としては、学校の学費だけでなく習い事、塾代、その他に見えない費用まで含めると子育てに費やすお金は際限なくかかります。学校、習い事等は当然日本語で行われますので、人件費の高い日本人が教えることになるのがコスト高の原因だと思います。ただ、日本の教育ですので日本語で我々の歴史を子供たちに教える必要がありますで、他に選択はありません。それに、この高い「子育てコスト」ですが見方を変えれば違ってきます。
 教育費は、家計での出費として使ってなくなってしまうものですが、迫害されたユダヤ的発想としては、「教育」は没収されたり、戦火にあわないので、高い教育を受けることはその人から奪えない「財産」であると考えます。資源のない我が国日本の状況としては似ており、「教育=財産」という図式は同調できる考え方です。
 私も、相続で不動産やお金を残すより、子供には良い教育環境を与えることで、誰も奪えない教育という財産を子供に残してあげたいと考えております。ただし、もうすぐ3人目が誕生します。よって、3人に「最高の教育環境」というのは現実問題として厳しくなってきましたので、ワークシェア的発想で3人に「ほど良い教育環境」を与えようという方向に舵を切りかえました。

「定額給付金」(2009/03/26)
 我が家は子供が2人いるので、定額給付金は世帯合計で6.4万円もらえるようです。「ようです」というのは、わが区役所から「うん」も「すん」も言ってこないので、いつ、どういってというのはまだわからないのです。
 さて、この定額給付金。街角インタビューなどで学生からも「もっと有効な使い方を考えて欲しい」などと意見が出るほどに誰の目にも愚作に思えます。与党間の調整・しがらみでこうなったというのは政治ネタとしては面白いかもしれませんが、国民としては、大変迷惑です。なんといっても税金で集めたお金を予算編成によって有効配分することで景気対策を行うというのが本筋の議論です。そのために、国会議員がいるのでしょう。そのお金を予算配分の議論をせずわざわざ手間ひまかけて国民に返すというのは、まったくもってわかりません。
 天下の愚作であっても、また「さもしい」といわれようが我が家は定額給付金を受け取る予定です。だって、自分で払ったお金(税金)ですから、当然ですよね。

「大企業と派遣切り」(2009/02/02)
 世に「派遣切り」ということばが喧しい毎日です。与謝野経済財政相は「人を安く使おうという傾向が企業に見られるのは残念だ。何兆円の内部留保を持っているところが職を簡単に奪うのはどうか」という発言をしました。トヨタやキャノンなど大手製造業を念頭に置いた発言のように思えます。なるほどもっともらしいように聞こえますが、卑しくも「経済財政」を司る方の言葉とは思えません。ここに至るまで、トヨタもキャノンもその内部留保に見合う法人諸税を十分支払ってきたわけです。その結果残った留保利益は、一応、トヨタやキャノンの株主のものであって、国のため、雇用対策のために溜め込んだものでは決してありません。
 そう、トヨタやキャノンも何も違法なことをやっているわけではなく、それこそ、国によって緩和された製造業派遣制度を使い、そのルールに則って合理的な判断(「派遣切り」)をしているのです。それに、そうしなければ対株主との関係で経営者としての責任問題になりますので、その意味で与謝野経済財政相の発言は問題だというのです。雇用対策やセーフティネットは、それこそたっぷり税収の恩恵に預かった国においてこそやるべき事業なはずです。

「あけましておめでとうございます。」(2009/01/05)
 年末年始は京都で過ごす計画を立てておりましたが、祖母の調子が悪くなり、急遽予定を変更して実家で過ごすことになりました。
 実家のある高松の景気は悪く、商店街の一部はまさにシャッター通りとなっており、無残な状況を目のあたりにしました。一方で、2年位前に高松の郊外にオープンした「イオンモール」にはショップが多くはいり、人出も年末年始ということで結構出ていましたが、聞くところによると、平日の特売日以外はガラガラの状況だとか。赤字だそうです。混んでるお店も混んでないお店も「赤字」だとは・・・。しかし、これが今の現実なのでしょう。
 休養は十分なので、今年も仕事がんばります。

「不況」(2008/12/24)
 私が、平成10年に開業した当時は金融危機で、長銀破綻、安田信託銀行での取り付け騒ぎなどそれまでにない危機的な状況でした。それでも当時、これ以上の不況はなかろうと開業しましたが、現在「これ以上」の不況がやってきています。しかも、その入り口段階でもうこのような状況ですから、「第二波」が来るといわれている来年はどうなるのか予測も付きません。
 巷間言われているように今回が100年に1度の危機だとすると、経済が回復するまでに相当な期間がかかるでしょう。日本を代表する企業がいち早くリストラ策を打ち出しているのを見てもわかるとおり、経済の自律回復までじっくり腰を据えて待っている余裕は企業にありません。小手先での対応ではなく、構造的変化対応ができる会社が子の不況を生き残るのではないでしょうか。
 生き残りをかけた戦いが、この3年くらいの間続くと思います。(5年も続くと思うと気がめいるので、3年と思うことにしています。)

「収穫の季節」(2008/10/20)
 秋は収穫の季節。これはビジネスでも同様で、苦しい冬から春にかけて仕込み、育てたビジネスの収穫のときを迎えます。
 当たり前ですが、収穫のときは、早稲でも晩稲でもなく、実り頃を見定め、@適宜な時期にA確実に収穫をすることが大事。このことをきちんとできるかどうか、また、その良否が会社の業績、資金繰りに影響を与えてきます。
 そして、経営者の方は、その収穫に追われつつも、こういう時期だからこそ、将来のためにビジネスの種をまく余裕を心に持ってほしいものです。
 もうすぐ、木枯らしが吹く季節。木枯らしが吹くと、早くも師走の足音が聞こえてきます。もうひとふんばりです。

「解散総選挙と税制」(2008/09/24)
 このままだと、解散総選挙という流れです。このタイミングで総選挙となると税制改正はどうなるのか、税理士として気になるところです。
 民主党が政権を持っていくならば、民主党税制改正大綱というのがでてくるでしょう。一方、辛くも自民党が勝った場合、それでも3分の2以上の議席確保は難しいでしょうから、参議院で否決された法案はいったいどうなってしまうのか。
 税制がどうなるかは今後の選挙、政局次第といったことになりそうです。

「細く、そして長く」(2008/07/28)
 景気の良いときには、商売は強気一点張りでいってもよいでしょう。行け行けドンドンでも拡大する売上が全てを癒してくれるはずです。
 一転、不景気のときは、私は「細く、長い」商売に徹するのが良いと思っております。わが身だけを考えた刹那的な商いではなく、次につながるような商いに徹するのが肝要です。出口がいつなのかは、誰にもわからないのですからそれまで持ち続けられるように「長い」取引となるような対応をしておくべきです。

「健康管理」(2008/06/24)
 日ごろからお客様に「健康管理も経営者の仕事のうち」と言っている以上、まず隗(かい)より始めよということで、自分自身年2回人間ドックに行っております。イヤイヤながらもそのうち1回は必ず胃カメラを飲むようにしており、段々と抵抗感が薄れてきたように思います。さらに今年は大腸内視鏡検査も自主的に行い、その際ポリープを切除しましたので、予防医療としてはかなりやっているつもりです。この数十年のメディカルの進歩はすごく、これを現代人として享受しないのは「もったいない」という思いが常にあります。
  その一方で、私が最近思い当たる節があるのは「加齢」です。加齢を意識するのはまだ早いと思われるかもしれませんが、42歳になった今、体の「あちこち」がちょっとずつ20代の頃と違ってきています。自分を知ることが、ずっと健康でいられる近道であると信じ、予防医療には時間を割いて取り組んでいます。

「体力勝負の時代」(2008/05/26)
 新築マンションの値引き幅が大きくなってきたという記事が目に付くようになりました。そういえば、我がマンションを買った時もいわゆるマンション「湾岸戦争」と称され、芝浦や品川の湾岸沿いのマンションがまるで家電のように2割3割引は当たり前で値引きされていた状況でした。
 歴史は繰り返します。しかも、悪い状況となって。また4、5年前と同じように大幅なマンション値引きが始まりました。ただ、「湾岸戦争」時代と違って土地の仕入れも建材価格もUPするため、値引き原資がほとんど無く、マンション業者は完全に「体力勝負」となりました。
 このような現象はマンション業界だけに限りません。景気の減速感が高まる中、どの業界でもここから2,3年は苦しい時期を迎えます。企業側から見ますと、本格的な体力勝負の時です。そして、この苦しいときを乗り切れば、また勝ち組となる権利を得ます。こういった冬の時代こそ経営者の手腕が試されるときです。

「商標登録」(2008/04/15)

 先々月、「芝税理士法人」で商標登録(商願2006-025127)が完了しました。まさか真似する同業者がいるとは思えないのですが、「芝○○税理士法人」と混同される名前をつけられるのもいやですので、それなら商標登録をしようということになったのです。芝に税理士法人をくっつけただけの「ありふれた名称」(その通りなのであるが、、。)だとかで一度は却下されたものの、「芝信用金庫」だって芝と信用金庫をくっつけただけで商標登録されているじゃないかなどと食い下がり、なんとか商標として認められることとなりました。なんと、この間、2年の歳月がかかりました。弁理士の先生には頭が下がる思いです。

 さて、ここで商標権には、以下のような効果があります。
  1. 全国的に効力が及ぶ商標権が付与され、その権利者は誰からも排除されることなく、指定商品又は指定役務について登録商標を独占的に使用をすることができる。
  2. 他人が登録商標と同一又は類似の範囲内で登録商標の使用等の行為をすると権利侵害となり、侵害者に対して侵害行為の差止め、損害賠償等の請求をすることができる。
 ということで、今後10年間独占排他的に当法人が利用できるのですが、本音で申してよく通ったなあと思います。それくらい「芝」とは昔からある地域の名称で大きな地名の名称なのです。でも、取得した以上は私どもの権利ですので、商標権の侵害にも気を配っていこうと思います。

「価格付けとディスカウンター」(2008/03/17)
 市場にはいろんなプレーヤーが存在しますが、その一つに「ディスカウンター」というプレースタイルがあります。家電業界や流通業界の例を出すまでもなく、さまざまな業界にこのスタイルが存在します。そして、このスタイルは新興勢力が多くとるスタイルです。
 自分の会社のサービスの値段を自分で安くつけることは簡単です。しかし、そうしてしまうと利益は思うように上がりません。自分の会社の市場における位置づけ(=付加価値)を知って、自ら高く値段をつけ、それに見合った顧客へのサービスに磨きをかけるのが王道ではないでしょうか。やはり経営で難しいのは「価格付け」だと思います。
  望ましいのは、最初は、「ディスカウンター」としてマーケットブレイクでやって、名を売って、その後、その知名度や市場支配力、販売網等々を活かして徐々にコンサルティングなどの「付加価値の高い業務」にコア業務をシフトしていくやり方です。そう、会社設立当初は多くの人が「ディスカウンター」としてデビューしますし、そういった顧客の集客手法はあっても良いのです。

「お客様を幸せにしよう。」(2008/02/25)

 手前味噌な話で恐縮ですが、当法人の経営方針は次の通りです。

  1. お客様を幸せにしよう。
  2. そのためのシステムを提供しよう。

 当法人は税理士業なので「報酬」とありますが、これは普通の会社では「売上」となるでしょう。私は、その会社に物品やサービスの対価としてお金をお客様が支払う理由は、お客様がそれでハッピーになるからと考えます。と言いきっては、語弊があるケースがあるかもしれませんが、少なくとも一回限りではなく何度も支払い続けていくには、そういう等式が成立しなくては支払う理由がないように思います。
 ここで、お客様を幸せにするということは、すなわち、お客様に「感謝」される仕事をすることだと考えます。相続の業務をやっていてお客様から感謝のお手紙を頂戴するときほどうれしいひと時はありません。こういったひと時をビジネスシーンの中でもてることは大変すばらしいことです。
  ただ、ビジネスである以上一回限りではなく、全ての客様にいつの機会も継続反復するだけの社内システムを整える必要があります。これは、言うは易しですが、なかなか難しい問題もあります。が、そういった問題にあたることもこれまた幸せなことなのかもしれません。

「景気の減速」(2008/01/17)
 今年も始まったばかりというのに景気の減速感が指摘されております。この3月はそうとう苦しい状況になる企業も出てきそうとの見方もあります。これで私が思い出すのは、10年前の金融不況の時に読んだコラムです。「狩猟民族たる欧米人は雷などがきたら、全てを放り出して逃げるのに、農耕民族たる日本人は、自分畑にしがみつき、ただ呆然と災害が通り過ぎるのを座して待つ」というような趣旨のことが書いてありました。
 昨今のサブプライムローン問題に対する訪米の金融機関の対応を見ていても、狩猟民族の逃げの速さには関心いたします。今後の経済の悪化が、個々の企業にとりどれほどの影響を与えるかわかりませんが、欧米型で「後から振り返るとちょっと極端だったのではないかと思われる」くらい堅い対応をしておいてよいと思います。

「監査役と大目付」(2007/11/22)
 江戸時代の役職である「大目付(おおめつけ)」は、職制上は老中に属しながらも、その老中も含めた大名などを監督する役目を持っていました。老中支配でありながらも老中を含めたところで監督するという、なかなか複雑な江戸幕府特有の制度だったようです。ところが、この制度に似た制度が洗練されてきた現代においてもあります。企業統治における「監査役」や「会計監査人」がまさにこれにあたるのではないでしょうか。
 これは、江戸時代の「将軍」を株主、「老中」を代表取締役、「大目付」を監査役や会計監査人と置き換えるとわかりやすいと思います。将軍をお飾りに実質老中が取り仕切り,その老中を老中の掌の中で大目付が監査を行うのです。一応、大目付は老中の懈怠などがあれば、将軍に報告できますが、実際はそんなことにはなりません。
 この構造の問題は、カネボウの裁判でも裁判官が指摘しており、古くからの問題ですが、そろそろキチンとカタをつける必要があるようです。大目付制定以来こういった矛盾を内包した制度に慣れている日本人は、そのDNAに「本音と建前」の論理があり、うまく取り扱ってきましたが、そろそろ限界にきたような気がします。

「小さな案件」(2007/09/07)
 先日、不動産会社の役員の方とお話をする機会がありました。
 不動産会社の社員で成績が上がってくるとダンダン気も大きくなって、小さな案件を手がけなくなったり、小さな案件だからといって手を抜いたりするようになる方がいるとか。そして、このような社員がその小さな案件で躓くと不思議とその後、歯車が狂い成績が落ちて、長い低迷期にはいるだそうです。
 そういうことを経験や肌で知っているベテラン社員やできる社員は、小さな案件だからといって手を抜いたりせず、逆に、そういった案件だからこそ大切にまとめて「次」につなげるのだとか。不動産業界特有の縁起を重視する面はあるでしょうが、慢心せず目の前の仕事に全力を尽くすという姿勢はどの世界でも通じる話で大変参考になるお話でした。

「事務所移転」(2007/08/21)
 8月13日より事務所を移転しました。
  開業して丸9年になりますが、事務所移転はもう5回目を数えます。さすがに5回目となると引越しも慣れたもので、「それ、ほいきた、サッサのサー」といくと思いきや、左にあらず。それはそれなりに大変です。
  事務所の面積は、いつも大きめのをと考えるのですが、予算の関係もあってなかなか「めちゃくちゃ広いオフィス」は借りられません。そうすると中途半端に広がるだけですから、結局、2年後くらいで手狭になってしまうのです。私の経験からは、現状の使用スペースの倍くらいの面積を借りてれば、当分大丈夫ではないかと思います。が、すぐには使わないとわかっているスペースにお金を払うのは心も懐も痛むもの。ただ、人間は学習する生き物なので、今回ばかりは、経験則を活かして、倍の面積にしてみました。

「経営者のまなざし」(2007/07/11)
 会社設立の際、経営者のまなざしはただただ前に向いており、後ろに向けるまなざしというものはありません。ただ、それが時間を経て、時折、後ろにまなざしを向けられるようになってきます。それを振り切って前に前に目線を向けた者だけが、頂点を極めることができるのです。これは、高い崖を上るようなもので、低い地点では上しか見えなかったものが、段々と高い地点になると下が見るようになるのです。そして、下を見て不安になり、その頂までの距離を感じてしまうのです。
 経営においても、前をずっと見続けれることが「頂」を目指す必須の能力のように思えてなりません。

「相続とM&Aの共通点」(2007/06/07)
 私共では、個人の富裕層の方を中心に遺産相続の申告業務や事業承継などの業務を提供させていただいております。その一方で、年に何件かM&Aのデューデリジェンスを手がけております。
 「相続」と「M&A」とは両極にある業務のようですが、相続は亡くなったから相続人へ相続財産を評価して引き継ぐ手続きですし、「M&A」は売り手から買い手に会社財産を評価(デューデリ)して、引き渡す手続ですので、元の所有者から新所有者に財産を引き渡すという本質は同じです。ただ、使う法律が民法や相続税法に対して新会社法や法人税などというように異なるのと、評価時点が「M&A」の方が現場の一線の時価を使うので「真新しい時価」を要求されるという点くらいの違いです。
 どうもどちらもニッチな分野で、特定の方にはウケても、なかなか一般受けしない業務なのですが、他の会計事務所がまずやらないこういった参入障壁の高い分野を手がけていこうと考えています。

「家督相続について」(2007/05/09)
 私どもでは、相続に関する仕事を年間数多くさせていただいております。その中で「争族」に発展する事案も多々あり、このような折に触れて考えることは、同じ世代の日本人の中にも従来からあった日本の「家督相続」の制度とアメリカから急に押し付けられた「民法」との認識ギャップが確固としてあるなあということです。
 伝統的な日本人は、農家などを中心としていまだに長男子単独相続的な発想をとり、「家」を中心とするこの考え方は連綿と受け継がれております。一方で、アメリカから押し付けられた民法の考え方は、例えば、配偶者と子供2名だと1/2,1/4,1/4というもので、割り切って「個人の権利」を重視するもののように思えます。ある人に言わせると、この民法は、「家中心主義の日本をつぶすためのアメリカの策略」だそうですが、その真偽はともかく、民法の考え方の浸透などで現代日本は家よりも、個中心になっているように思えます。
 ここで面白いのは、日本の多くの大企業は、長男子単独相続的発想で「家」ならぬ「会社」を永続させるために当代の社長が次世代の社長を選ぶのであり、そうすると近代資本主義の権化たる会社が非常に旧時代的なやり方で永続しているということです。

「ノルマは共産主義的発想?」(2007/03/29)
 さて、唐突ですが、「ノルマは共産主義の発想、計画経済の発想である。」という意見を聞いたことがあります。なるほど、この自由で民主主義を標榜する国において「ノルマ」というものは、ビジネスパーソンを束縛します。しかし、なぜ、ノルマ(最近はコミットメントと名を変えていますが、これもノルマです。)が横行しているのでしょうか?
 やはりノルマは便利だからなのではないかと思います。一般的に、ノルマの積み上げが、その「課」のあるいはその「部」の予算であり、そのまた積み上げがその「会社」の予算となります。もうすぐ新年度ですが、その新年度の予算は、自然と前年の数字に何%か上乗せして予算を作成するというのが多いようです。そうなるとノルマはとどまるところがなく、際限なく拡大していく一方となります。
 一方、個人の能力には限界がありますので、年々増加して減少することのないノルマを個人単位で消化できなくなったときに、ストレスがその従業員の心や体に襲い掛かり、パンクしてしまうということになります。このような結果は、ビジネスパーソンにとっても会社にとっても長い目で見れば不幸なことです。やはり、計画経済的な発想というのは理想的過ぎて、現実社会に適応させるには、どこか無理がある考え方なのかもしれません。
 ノルマを増やし、売り上げを増やすのも大事ですが、どこかで立ち止まって、ゼロベースから、従業員サイドの視点で仕事を考え、場合によっては、その個人の身の丈にあったサイズの仕事内容に変えてあげることも経営者として必要なことかも知れません。

「バブル再来?とその備え」(2007/03/13)
 ここ1、2年都内の不動産の価額が上昇し、駅前特に丸の内や八重洲などの再開発オフィスの家賃が上昇し、新卒の採用が売り手市場となりました。ゴルフ場のプレー代もあげてくるゴルフ場が出てきており、百貨店でも高級品が売れているとか。
 しかし、これはいつか来た道なのではないでしょうか。私が社会人となったのは平成元年で、そのころは、土地は暴騰し、銀座とゴルフ場は人があふれ、百貨店に1億円の福袋というのがあるというニュースが流れていました。そして、その2年後にはバブルの崩壊です。それから10年以上の景気の冷え込みは本当に厳しいものでした。
 人は学習する生き物ですので、前のバブル崩壊と同じ轍を踏むとはおもえません。前のバブルのときと環境や質が違ってきているという人もいます。でも、一寸先のことは誰にもわかりません。最近、経営者の方には、投資に前向きでありつつもワーストのシナリオを考えておき、最悪の事態への備えを怠るべきではないとご忠告申し上げております。ベストナシナリオとワーストなシナリオをきちんと想定できておけば、現実社会の問題はこの間でしかおこりませんから。

「布石」(2007/01/22)
 囲碁の世界で、布石とは「これからどういう構想を持って打ち進めていくかを表す、いわば土台作りの段階であり,盤上での双方のおおよその石の配置を定めていく」ことをいうらしいのですが、事業でもこの布石は使われます。
 経営者が会社の将来を見通して、「なぜこんなところに?」という石を打っておきます。その石はすぐに役立つことはありませんが、戦局となったときに、以前に打った布石が生きてきて、抜群の働きをします。
 この石を有効に打つには、経営者の頭の中に漠然とですが、将来像が描けていないと難しいものです。そして、目前の戦いの最中に将来の石を打つのですから、余裕やゆとりというものがなければなりません。
 年始にあたり、本年度の活動計画をいろいろ考えている最中ですが、今年何個か石を打っておいてみようと思います。

「マンションの管理費」(2006/12/28)
 本年3月、子供の誕生を機に、豊島区のマンションを購入しました。とある日、理事会からの年間収支の予算書が送られてきたのを見て、その予算金額の大きさにびっくりしました。そして、マンション管理組合のお金を理事長が使い込んだ話や健康保険組合のお金で夜の街を豪遊していたというニュースを聞くと、「うちの管理組合も大丈夫かなあ?」という素朴な疑問がわいてきます。「毎月25,000円払っている管理費・修繕積立金がきちんと使われ、積み立てられているかをちゃんと監事になった人はチェックしているだろうか? いや、どうせイヤイヤやっているんだろうから、そう真剣にやってないだろうなあ」
 マンション購入の当事者として、面倒な管理組合の理事・監事などの役員にはなりたくない一方で、自分の払ったお金が適正に使われているのか誰かにちゃんとチェックして欲しいという矛盾する思いがあります。購入者としては、きちんと修繕が行われることでそのマンションの資産価値を高く維持できるのだから、当然のことですね。そういった広く人のためになる分野の仕事も手がけようかなあと思っています。

「社長のするべき仕事」(2006/11/16)
 会社法の改正もあってか新規に会社を設立されている方が多くなりました。会社設立の際、司法書士や社会保険労務士、税理士の報酬を節約して、全部ご自身でやられる方がいらっしゃいます。会社の設立などの流れを全部自分自身で納得しながらやりたいという考えでやられるのであれば、これはこれでひとつの見識です。しかし、会社の費用節約のためならば、これは一言言いたいのです。会社の社長はそんな瑣末な業務に会社設立に要する大事なエネルギーや時間を割いてる場合ではないのです。会社の登記や助成金の還付を自らやってうまくできたとして、それは社長の何も表しません。売上を作ること、利益を生むことが大事であって、それがうまくできて社長は評価されるのです。その道のプロに任せた方が、正確だし、結果的に安くすむのです。
 私の経験から言わせてもらえれば、節約のために社長が自分で助成金の申請に奔走したり、登記所に行き来したりしている会社より、それらをアウトソーシングして、営業などにまい進している会社の方が伸びているようです。

「日本版SOX法と上場」(2006/10/23)
 日本版SOX法の施行で、上場後もしっかり「内部統制ルール」を整えてなければならないので、それも考えると、株式を上場することは必ずしもおいしいとはいえなくなりました。
 金融庁は、2008年から企業の不正防止をめざして「内部統制ルール」について、東証マザーズや新興株式市場に上場している企業も含め、すべての上場会社に適用するらしいのです。内部統制ルールの厳格化はアメリカの法律を参考にしておりますが、運用コストの他多大なシステム費用、監査費用を負担しきれず、一握り企業にしか適用されていないのが実情です。
 それなのに金融庁は、ライブドアの事件も促進剤となったのか、日本でも内部統制ルールを確立して運用しようとしております。金融庁は、アメリカは監査法人が「直接」 企業に立ち入り調査しますが、日本は報告書を点検する「間接方式」となっているため、企業の負担は比較的軽いとしております。しかし、それは、チェックの方法の問題であって、内部統制ルールを確立するということは、@リスク評価し、Aそれに基づき内部統制を構築し、Bそれを文書化し、C自己でアセスメントする という作業そのものを省略はできません。よって、これにかかるお金もさることながら、社内の調整や会議などこれに費やされるエネルギーは相当なものです。
 そして、当たり前ですが、この「内部統制ルール」が売上や利益に直結するわけではありません。しかし、企業経営の世界では、犠牲を払う以上応分のメリットがないなどということは通常ありませんので、ここで考えるべきことは、会計監査の他に内部監査の費用などを支払ってでも株式を上場するだけのメリットがその会社にあるかということです。株主代表訴訟など上場するリスク、費用対効果を考えるよい機会をこの日本版SOX法は与えてくれたといえます。 

「個人成り」(2006/10/10)
 「法人成り」というのがあります。これは、個人事業として行っていた事業を自分がメインの株主となって株式会社のような法人格をもった会社組織に変更することをいいます。
 今まではこのような「法人成り」というのは、至極当たり前だったのですが、平成18年度の税制改正で役員給与や同族会社への課税強化が打ち出されて以来、必ずしも「法人化が得」とは言い切れなくなりました。
 それどころか、一定規模以下の法人の場合、いまや「個人成り」といって、法人を解散して、個人事業に戻す方が増えてきております。税制の課税強化で法人化のメリットがなくなった上、会社解散の手続きも新会社法の改正で簡素化されたということが大きいようです。加えて、帳簿も厳格につけなくても良いというのもあります。今後、この「個人成り」が増えそうですが、皆さんもご自分の会社が本当に法人組織のままでよいかこの辺で検討してみてはいかがでしょうか。

「金利の上昇と会社経営」(2006/09/11)
 銀行の貸出金利がジワリジワリと上がってまいりました。金利がタダみたいなときは、事業からあがる利益がわずかでも最終的に黒字となりますので、あまり気にとめないのかもしれません。しかし、借入金がある会社においては、今後、金利負担が利益を圧迫するような局面がでてくるかもしれません。
 例えば、会社が年4%の金利を払ってお金を借りていたとして、将来の会社成長率が8%となるのであれば、借金をしてでも事業拡大した方が得となります。逆に、将来の成長率が2%ならわざわざ借金としてまで、事業に投資する人いないでしょう。ここ最近、金利が上昇することで、会社の投資採算のラインが引きあがりましたので、経営者は自分の会社のビジネスに今後もお金を突っ込んでいくべきか否かを自問自答し、決断する必要に迫られます。ただし、自分の会社の成長率の予測というのは、非常に難しい話です。この見極めに経営者としての資力が問われます。

「プロフェッショナルスキル」(2006/08/08)
『字』
 大昔の中国で字(この場合、漢字)を書くことは、それ自体が特殊な技能であって、誰しもできるものではなかったと聞きます。もともとは、皇帝の言葉を記録するのに使われたもので、庶民には必要なものではなかったらしいのです。しかし、現代では、ワープロで誰でも字は書けるし、文案もコピーしてくれば、簡単にできる時代になりました。

『簿記』
 一昔前、商売の記録を簿記という形で表現できるというのは立派なスキルでした。(いまでも立派なスキルですが、、、。)昭和の50年頃まで一人前の経理マンのスキルは、手書きの試算表を毎月作れることで、これが飯のタネだったのです。しかし、現代では、会計ソフトのおかげで簿記の知識があまりない人でも、同じようなことができるようになりました。

『考える』
現代では、もはや『字を書くこと』や『簿記の知識で決算書を作ること』は、単に手段にすぎなくなり、それだけではスキルはといえなくなりました。人間にしかできない重要な仕事である『Think(考える)』が、その仕事に加わらないとプロフェッショナルスキルとは呼べないのです。

 こういう考え方に立脚しておりますので私共の事務所では、社会保険事務や各種議事録の作成はしませんし、帳簿の記帳代行も原則としておりません。お客様に『考えることをサポートする』できるのが私どものプロフェッショナルスキルであると考えます。

「業務改善命令」(2006/07/24)
 最近良く耳にする「業務改善命令」というのは、金融庁が銀行や保険会社などの金融機関に対して下す行政処分の1つで、検査や監督を通じて法令違反が明らかになった場合や、金融庁に提出していた計画が未達だった場合に、当事者の言い分を聞いた上で決定するものです。
 この業務改善命令を受けた金融機関は改善計画を提出し、金融庁の監視の下で体制の見直しを進めることとなり、経営上、重苦しいことこの上ないものです。そして、命令に違反したり、より重い処分が必要と認められた場合には、期限つきで業務の全部または一部の停止を命ずる「業務停止命令」や、「免許取り消し」が発動されることもあるのです。
 しかし、この伝家の宝刀ともいえる「業務改善命令」を、金融庁が打ちまくっています。伝家の宝刀ですから、そんなにバンバン出してどうするの?といいたいのですが、業務改善命令を受けた方は、金融庁の監視の下、生殺与奪を握られるので、これはもう大ごとなのです。ここ数年、生損保、監査法人は大変な苦労をしょい込むことになると予想されます。税理士業界もそういう事態にならないように、願うばかりです。

「束の間の夏休み」(2006/07/04)
 当事務所の夏休みは、一斉ではなくてバラバラでとっております。私の夏休みは、ちょっとお先に7月5日(水)からの3日間。短いようですが、2年前までは、夏休みをとっていなかったことを思えば、極楽、極楽です。ただ、私共のお客様のなかには、まったく夏休みなどなく働かれているお客様もあり、その方たちのことを思うと後ろめたい気になります。
 今年も「あっ」という間にもう半年経ちました。束の間ですが、家族サービスにかこつけて、わが身のリフレッシュをしっかりして、後半戦に備えたいと思います。

「相続税の申告実績」(2006/05/31)
 課税庁の発表によると、平成16年中に103万人の方が亡くなったそうです。そして、そのうち相続税の課税対象となる方は約43,000名で、4.2%の割合で相続税の課税対象となるそうです。これは、簡単に言うと100名の方が亡くなると4名くらい方については相続税がかかるということです。この4.2%という割合は、全国平均の地価下落の影響もあって平成7年度の5.5%からずっと下がり続けております。しかし、首都圏は地価が持ち直しておりますので、県別内訳は不明ですが、首都圏だけみるとそんなに割合は下がっていないのではないでしょうか。
 この幸運(?)にも相続税のかかる被相続人1名あたりの課税価格は2億2,653万円で、相続税にすると2,447万円だとか。やはり、日本人はお金持ちなんですね。しかし、気になるのは、16年度の調査件数が13,760件ということです。つまり、3件に一件くらいの確率で税務調査があるということですので、最近注目の家族名義預金も含めてキチンと税務申告しておいた方が、後の憂いもなくて安心です。

「土地は売りどき?」(2006/05/19)
 最近、首都圏の土地が高騰している報道を目にします。この動きが地方にも伝播して大阪、名古屋と地価が上昇しているようです。
 買う方の事情は、買換えの特例がまだ非常に緩やかであるために、地方の工場用地などを売って、銀座や青山の土地をキャピタルゲイン目的で買ったりしているそうです。あるいは、ファンドが利回りをいじくりながらもせっせと買っているらしいのです。短期はともかく、中期的な借り入れは銀行サイドが資金を出してきているという事情もあります。
売る側の事情は、ここ最近の地価の急上昇で売却価格が上がってきたことに加えて、長期だと20%という歴史的に見て非常に低い税率のために、ここで売却をしようとするケースが多いようです。
 ただ、経済全般をみても株価も現在ちょっとあやしい状況です。相場のあやで持ち戻すのかどうかわかりません。土地も本年度末の税制改正で課税強化の方向にいくと私は思います。そうすると、本年度はひとつの売りどきだと考えます。

「税理士界の常識」(2006/05/02)
 弁護士事務所に法律相談に行って、弁護士以外の方が出てくるということがあるでしょうか?これはちょっと考えられませんが、税理士事務所であれば、税理士以外が出てくることは考えられます。極端なケースでは、“コストダウン”のため、所長税理士一人で後はみんな記帳代行スタッフという事務所も珍しくありません。
 しかし、このような税理士業界の常識は、ちょっとおかしいのではないでしょうか。なにより、お客様にとってこれが良いことなのでしょうか?当社では逆の考えを持っております。頑張って有資格者を採用し、研修や実務を通じてトレーニングを積みことが、結果的に一番のお客様サービスであると考えております。そして、近年こだわりをもっております「税理士専業の事務所」、(具体的には「税理士が税務メインで業務を行って、経営が成り立つ事務所」)の完全なる実現をしたいと考えております。

「働く人のゴールデンウィーク」(2006/04/07)
 随分昔、労働省(現:厚生労働省)が作った働く人のためのキャンペーンポスターに「勇気でとるか ユーモアでとるか アイデアでとるか 働く人の夏休み」というのがありました。
 ずいぶんシニカルに見えますが、労働省は本気だったんでしょうね。夏休みにはちょっと早いのですが、もうすぐゴールデンウィークです。去年まったく休めなかった分、今年はつかの間の休息を「勇気」をもって、とろうと考えております。

「芝(shiba)税理士法人」(2006/03/29)
 今まで個人で営業しておりました林税務会計事務所をこの4月1日より「芝税理士法人」として法人に組織変更することになりました。「shiba」のロゴやアドレスは、この組織変更を見据えて、ここ2年間にわたり使っておりましたが、この法人設立により名実ともにshiba税理士法人となりました。
 私共の事務所のあります港区は、昔の旧芝区、旧麻布区、旧赤坂区が合併してできており、その中でも「芝」の地名は、15世紀くらいから続く屈指の伝統的な地名です。私は三田に8年くらい住んでおりましたが、やはり事務所のあります港区芝の響きには、古い江戸の郷愁が漂います。(単に、歴史小説が好きなので、芝の地名が頭に残っていたのかもしれません。)
 税理士業務専業の事務所として王道を歩みたいという思いと、時代が移り変わっても、芝の地名のようにぞっと存続し続けたいとの思いを込めて、「芝」税理士法人としました。

「会計システムについてのスタンス」(2006/03/06)
 「会計システムは何をお使いでしょうか?」と聞かれることがあります。会計事務所では、特定の会計システムの団体に加入している事務所が多いのですが、当事務所は特に「これでなけれないけない」という会計システムはありません。ただ、お勧めとして会計系を弥生会計、税務系を魔方陣というソフトとしております。ただ、弥生会計は、ライブドア社の関係でどうなるかわかりませんが、コストパファーマンスの良さが推奨の理由です。
 当事務所でソフトウエアを重要視していないのかというとそうではありません。そうではなくて、お客様の好みのソフトや独自開発したソフトなど、方法はどうであれ、会社の経理が効率的にできあがればそれで良いのであって、お仕着せはきらいなのです。我々税理士の役割は、税務や会計、もうちょっと広くみても経理の判断や仕組みであって、決してシステム屋さんの手先ではないのです。
 当事務所の推奨している弥生会計でも、会計ソフトの利用方法を教える資格を会計事務所の職員にとらせる制度があり、他の会社でもこういう動きは自己システムの啓蒙のため盛んです。しかしこうなると、もう噴飯もので、当事務所では考えたこともありません。そんなエネルギーがあるなら税理士は、税務の勉強をキチンとやるべきです。我々税理士は、お客様のためにもっと考えることがたくさんあるのではないでしょうか。

「獺祭」(2006/01/18)
 かわうそに祭りと書いて、「だっさい」と読みます。かわうそが捕らえた魚を岸に並べて、まるで祭りをするように見えるところから転じて詩や文をつくる時、多くの参考資料を広げて散らすことをさします。
 我が家も、世みたい本を溜め込み、事務所でも読まなければいけない本を溜め込み、まさに、獺祭状態です。捨てる方は得意なのですが、溜め込む方は、改善の余地があまり見られません。
 しかし、正岡子規も俳号として『獺祭書屋主人』としたくらいですので、偉人もそうであればちょっと安心です。

「頭の中を映し出すのは設備投資だ」(2006/01/04)
 昨年中は、お世話になりました。いろいろな皆様に支えられた一年でした。心より感謝申し上げます。また、本年も飛躍の年にしたく頑張りますので、勝手がましい限りですが、倍旧のご支援ご鞭撻を賜りますよう心中よりお願いいたします。
 さて、以前本で「経営者の腹の中は人事に現れる、頭の中を映し出すのは設備投資だ」というのを読んだことがあります。新聞記事などでは、景気が良くなっているようですが、中小企業などの経営者の方は設備投資にはまだまだ慎重姿勢という気がします。経営者の方が、この景気が本腰ではないとみているのか、政府の方針が景気の腰を折るとみているのかわかりませんが、いずれにしても、経営者には、自分の会社の方向性と景気の先行きをきちんと見極めて会社の舵取りを行っていくことが求められます。言いたいのは、企業を急激に成長させる時期というのは、経営者生活においてそう何度もありませんので、もししっかり成長させる時期に過度に慎重姿勢となってそうできないのであれば、これも問題なのです。
 そうならないように冷静に自分の会社の状況を見極め、舵取りを誤らないことが経営者としては肝要です。いずれにしろ、その経営者のスタンスが、設備投資ひいては予算組みに現れるとして、皆様はどのような予算を考えていらっしゃるでしょうか。

「フリー・ライダー」(2005/12/22)
 最近、常識者がバカを見るような話をよく耳にする。
 あなたが高額納税者だったとして、肝心要のときに救急車を呼んだところ、救急車が過去にも現在にも納税をほとんどしていない(どころかいろんな助成金や保護をうけている)人たちへの出勤に忙しくて、待てど暮らせど来ない状況だったらどうでしょう。しかし、警察、消防、などの公共財は、一旦供給されると税金という対価を支払った人のみに限定して供給することができません。税金を支払っていない人にだって供給されてしまうのです。
 住民側からすると、受けるサービス分だけの対価を支払おうとしてもそうはいきません。すなわち、自分は救急車を利しようない、あるいはできないのだから、その分は払わないとはいえないのです。これにさらに踏み込んで、自分も救急車などの公共財を利用するのに、自分は使わないと言い張り、費用分担を免れようとする人、「フリー・ライダー(ただ乗り)」がでてきます。一旦供給されれば、サービスを受けられる以上、自分には必要ないといって費用負担をしないのがお得という考え方です。
 このフリーライダーは、ごく少数いる分には、全体としては問題ないのですが、フリーライダーが増加して、その割合が大きくなってくると、全体としての影響度が大きくなり、制度そのものが破綻することになります。年金、健保、雇用保険などなど、年末の税制改正大綱が発表されるこの時期に考え直したい問題です。

「ヒューザーの問題と社長の顔」(2005/12/13)
 ヒューザーの耐震偽装問題が喧しいようです。そしてついには、公費が投入されることになりそうですが、公費とはすなわち税金のことであり、こんなに安直に投入していいのでしょうか。私は、税に携わる税理士として、この税金投入には反対です。居住者と周辺住民の安全確保が国として緊急に必要な措置であることは言うを待ちません。しかし、なぜヒューザーの売ったマンションの尻拭いを税金で行う必要があるのか、どう考えても合点がいかないのです。ヒューザーの行っていることは、全くフリーライダーであり、社会の一員としての責任を果たさずに、権利だけを主張しているのです。
 一方で、マンション購入者の方はかわいそうという意見もあります。だからといって、公費を投入してよいとはならないはずです。かわいそうな部分は、募金活動などで集めたお金を援助するべきです。厳しいようですが、「税金の使途は厳しく、そして、募金などの援助活動には社会全体が関心をもって」が自己責任原則の資本主義社会に生きる社会人として意見です。
 しかし、ヒューザーの小嶋社長は、良くない顔をしていますね。マンション購入者がこの顔を事前に見ていたらマンションを買わなかったかもしれません。君子危うきに近寄らずですね。

「疾風に勁草を知る」(2005/12/01)
 景気が良くなってきているようですが、まだ苦しい経営状態から脱せられない会社も数多くあります。現下、政府の方針は中小零細を救おうというより、弱肉強食の資本の論理に会社の存続の判断を委ねようというものです。したがって、当然のことですが、経営者は自力で自分の会社を再建し、軌道に乗せていかなくてはなりません。厳しい見方をしますと、主体的、能動的に物事を考え、問題解決できる経営者でないと生き残れない時代といえます。
 「疾風に勁草を知る(しっぷうにけいそうをしる)」。強い風に吹かれると弱い草は折れて、強い草が残るということから、困難に苦しめられるとき、人の強さが分かるというたとえです。中小企業には、まだまだ疾風が吹いておりますが、こんな状況でこそ、経営者の資質が問われると思います。

「浮世のバカは起きて働く」(2005/11/24)
 世にニートなる言葉がはやりだし、日本の人口に占める割合も徐々に高くなってきたようです。
 「世の中に寝るほど楽はなかりけり。浮世のバカは起きて働く」という江戸時代の狂歌があります。一生懸命働く人から見れば、ニートは親のすねかじりだと考えるでしょうが、反対側のニートから見れば、あくせくと働く人は、“浮世のバカ”に見えるのかもしれません。寝て楽ができる境遇で、なんでイヤイヤ働かなければならないのか・・・。
 しかし、人間が生きていく上、口を糊して、家に住み、衣服を整える必要がありますので、お足(金)を稼ぐのは当然と思えます。また、日本が国際競争に勝ちぬくためには、人材を資源として諸外国と競っていかねばならず、年金問題とかを考えますと、詰まるところ、日本全体としては“浮世のバカ”の頭数を減少させるわけには行きません。
 一方、ニートです。ニートをひと括りにして、単に働かない人たちとバサッと切り捨ててよいのかというと、これは難しい問題です。私は、自立をして社会的基盤を探す時期は誰にでも必要であると考えています。その探求を、現状の仕事を持ちながらやるか、一定期間休職してやるかで、ニートか否かを分けているだけで、ニートにもいろいろあるではないかというスタンスです。したがって、一時的ニートには理解を示しております。しかし、永久的にニートでるあることは問題があります。楽な人生は、労働したあとで付いてくるものなのです。
 いずれにしても、現代社会は、複雑多様で「働かざるもの食うべからず」(根源的な意味はさておき)という聖書のいったような単純な状況ではなくなっております。

「ワイルド・ライフ」(2005/11/21)
 日頃、ナショナルジオグラフィック日本版を購読しております。この月刊誌は、昔の文明、恐竜、サイエンスなど話題豊富ですが、特に野生動物の取材が多く、好みに合うのです。税金や会計という職をやっているせいで、真逆の野性という自然の中で生きる動物に心が揺り動かされるのでしょうか。遠い将来、アフリカで2、3ケ月滞在して野生のチーターを見るのが夢なのです。
 今年12月に映画公開されるハリウッドの「SAYURI」の原作本(アーサー・ゴールデン著)に幼い芸者の将来を鳥に例えて、こうあります。
 「齢を重ね、ただの鳥に白鳥が生まれることの稀なるを承知するものであります。また、白鳥といえど、長く親鳥の巣に暮らしておれば、命を全うしません。ゆえに、才色を備えたる者には、みずから世に立ち向かう艱難が課されるのです。」
 白鳥でさえ、そうであるならば、わが身に投射すると、「ただの鳥」はとにかく努力、努力しかなさそうです。

「事業計画は1年前に作る決算書」(2005/11/14)
 以前、松下幸之助氏関連の本を読んだときに、タイトルの言葉があり、「目から鱗」が落ちる思いがしました。今まで、事業計画書に目標予算を織り込んだり、担当部門の積み上げた予算で作成したりといろいろ考えていましたが、なるほどこう考えると全てうまく収まるように思います。
 しかし、「言うは易く行なうは難し」。正確に自分の会社の1年後の姿を明確に描ける経営者が何人いるでしょうか。逆に、成長途中の企業では、事業計画は走りながら修正していくもので、そんな1年前の考えに縛られるのは、ナンセンスとするかもしれません。松下幸之助氏の考えは、旧タイプの経営者にウケても、現代ではズレが生じているのでしょうか。私は、そうは思いません。
 経営者が正確に会社の1年成長後の姿を明確に描けるとすれば、計画通りに人材配置、設備投資、商品戦略、資金計画などを最も効率的に手を打つことができ、理想的な経営が可能となります。成長性や市場の不透明さを全て織り込んで、神のようにドンピシャと決算書と事業計画書が一致することができる経営者を目指すというのが、「筋のよい」経営者だと思います。

「万能感」(2005/11/04)
 「万能感」という用語があります。この「万能感(精神分析用語で全能感)」とは、自分は万能で何でもできる、不可能なことはないという思い込みや高揚した感覚をいいます。この感覚は、成功者などに現れやすいようですが、普通の人にもみられるとか。特に、生後間もない赤ちゃんは、泣くことで母親を操作し、この段階で失敗も挫折も知らない幼児は、この世の中で自分が一番であり、自分に出来ないことはないと思いこむようです。ただ、この万能感は競争相手が出現し、負けや挫折を経験することで、自分はそれほど偉いわけではなく、自分よりも才能がある人がいること認めることで、年齢とともに圧縮されていきます。しかし、この逆に負けや挫折を経験しなかった人は、万能感が大人になっても圧縮されず、残ったままとなります。
 昨今の報道によりますと、財務省、厚生労働省、金融庁など霞ヶ関のエリート官僚には、この万能感を圧縮できず、いまだ保持しているままの人が沢山いるのではないでしょうか。また、西武や一昔前のそごうの事件などをみても、経営者にも万能感を多く持った人がいるのが分かります。
 経営者の資質という観点から見て、いろんな失敗をしながらそれを克服した経営者が優れた経営者として大成しているように思います。

「人材教育の大切さ」(2005/10/28)
 古い日経の「私の履歴書(経済人2)」を読んでいますと、豊年製油会長(現J−オイルミルズ)の杉山金太郎氏の記事がありました。それによると、『氏が第一次欧州大戦当時、アメリカを旅行してみると、日本に比べ、土地は広いし天然資源には恵まれている。どうも全ての点でアメリカが日本に勝っているようだが、何か日本がアメリカに勝るものはないかと考えに考えた結果、やがてそれは、「日本の人口増加率」と思いあたり、人こそ宝だと考えるにいたった。すなわち、天然資源が不足している日本では、人、要するに教育が大事であると考えた』とか。
 現下の日本は、人口減少の真っ只中にあり、同じ前提ではありません。氏は、当事の背景から「量的な意味での人」を念頭に置いたようですが、これを現代に引き直すと「質的な意味での人」となるのでしょう。すなわち、時代が変わっても結論は同じで、資源のない日本では、「人」こそが資源で、その人材の質を伸ばす「教育」が最も大切なのではないでしょうか。

「酉の市で商売繁盛祈願」(2005/10/20)
 開業以来毎年、商売繁盛祈願に酉の市に行くことにしております。これは、関西の「えべっさん」に相当するもので、今年は、11月9日と21日に浅草の酉の市をはじめ、花園神社、目黒の大鳥神社で開かれます。関東の商売人に根強い人気がある市で、毎年少しずつ大きな熊手に買い換えて、商売が熊手のように大きく繁盛することを祈念するものです。よく、飲食店にはありますが、あまり会計事務所では見ません。(事務所においてあるものの、もう行きだして今年で5年目になりますので、ちょっと大きなものになりました。)私共もサービス産業に従事するビジネスマンであり、昔の先生稼業ではもうありませんので、その意味をもこめて毎年いっております。今年の熊手は、欲張って大きなものにしようと思っております。
 なお、ここにおける酉は、当然「鶏」のことをいいます。というのも、鶏は神の使いであるとされておりました。そういえば、天照大神が「天の岩戸」を開けさせるため、鳴かせてたのが、「常世の長鳴鳥」で、ここから鶏は縁起が良いとされているみたいです。
 そして、今年は酉年の酉の市ということで12年に1回がめぐってくるのだそうです。ただ、この12年に一回が何を示すかは知りません。

「仕事について思うこと」(2005/10/12)
 「人間は、人生の3分の1は寝ている」といわれておりますが、働く人の場合、「人生の3分の1は仕事をしている」となります。
 仕事も睡眠同様に人生の3分の1も占めている以上、快適に送りたいものですが、仕事上の悩みは、多いのが実情です。しかし、仕事を快適に送ることで、人生の3分の1を気分よく過ごせるのなら、何とかそうしたいものです。私は、次のように仕事のことを考えています。
  1. 「仕事は感謝される仕事であるべき」
     人間は、感謝されない仕事は続けていけないと思います。最近流行の詐欺まがいの商法は、感謝されることはありませんので、普通の人間では続けていけないはずです。
  2. 「仕事は楽しくあるべき」
     給料のためとはいえ、楽しくもない仕事のために毎日通勤し、机に向うのは苦痛ですよね。緊張感や達成感が伴っても本人が好奇心をもって楽しいと思えるものでないと続かないと思います。
  3. 「人間関係や職場環境は、本人次第で変えられる」
     確かに、変えられない部分も多くなりますが、本人の努力次第で変えられるか部分が多いのではないでしょうか。つまらない顔をしている人に良い仕事は来ないものです。自分が面白くないと回りは面白いと思いませんし、良い関係ももてませんよね。「面白く こともなき世を面白く」の精神が大事だと思います。

「粉飾決算」(2005/10/05)
 ここ数年、粉飾決算のニュースガ喧しいようです。特に、カネボウ事件では会計士が逮捕されるというショッキングな事態にまで発展しております。アーサーアンダーセンのような社会問題にならないことを祈っておりますが、どういった結末になるのかいまだ不透明です。
 金融庁は、こういった対応として、会計士の監査を傘下の「公認会計士・監査審査会」で精査するということで監督を強化し、会計士協会へ影響力を強めています。しかし、これで粉飾決算がなくなるかどうかは疑問です。ここまでくると、会計士を監督するのではなく、いっそのこと金融庁が直接企業を調査し、粉飾決算をチェックしたほうが良いのではないでしょうか。確かに上場会社全部を検査はできませんが、ある程度、的を絞って社会的に大きな影響があるとおもわれる企業を調査するのです。これでは、まるで税務署のやっている税務調査のようですが、箸の上げ下ろしまで指導するなら、いっそ自分でやればよいと思うのです。しかし、これでは中国の様な国営の市場になりますね。

「税理士業とストレス」(2005/09/26)
 私が20代の頃に職場の同僚がパニック障害になって以来、ストレスやうつ病など心の問題には関心があります。また、身近な例で最近、税務署の職員で心の病になる人が多いとも聞きます。なるほど、いつも調査を受ける側だけのことを考えていましたが、税務調査をして感謝されることはないでしょうから、調査するほうも大変なプレッシャーがあるのでしょう。(この点に限れば、私どもは、お客様に感謝される立場なので、随分恵まれております。)
 現在は、ストレス社会といわれております。私共も相続や会社決算、税務調査という仕事柄ストレスと無縁ではない仕事。その中で、良い税理士アドバイザーとしてお客様のそばに居るためには、自分の心身の健康であることが大事で、そのためには、ゆっくりとした休日を過ごして心身をリラックスしたい自覚はあるのですが、なかなか思うように行かないのが現実です。しかし、「急がば回れ」といいます。何事も急いて、結果的に自分自身を追い詰めることになるより、心のリラックスにも気を配って、ちょっとゆとりを持った方がよい結果になるような気がします。

「虚仮の一念」(2005/09/19)
 当事務所では、基本的に「遺産相続などの資産税サービス」と「法人の税務会計顧問サービス」を税理士によって提供させていただいております。他の事務所では、保険代理店、FP業務、会社設立などの行政書士業務、社会保険事務などの業務などを事務所の業務としているのが多いようです。さらに、私共では、記帳代行もやらなくはないのですが、消極的にやってますというスタンスです。 
 では、なぜ、そこまで税務にこだわるのか、税務以外の業務をやらないかというと、税務が私共の本業で、そこで生き残れないようでは、今後の成長はないと考えるからです。また、例えば、会社設立や保険なども私共がやってできますが、「餅は餅屋」でほんのちょっとですが、その道で食っているプロとは仕事に違いがでてくると思うのです。
 将来的に、コンサルには進出したいと思っておりますが、ここ数年は「虚仮の一念」で税務に特化しようと考えております。

「ひやり、はっと」(2005/09/12)
 失敗学というのがあるが、これは、成功からだけでなく失敗からだって多くのことが学べるという趣旨のものである。医療ミスなど昨今かまびすしいが、そこから転じて現場の医師や看護士の「ひやり、はっと」をまとめた事例集もあるとか・・・。だんだんいろんな業界で失敗を恥じて隠蔽するよりも、むしろオープンにして次の成功や防止に努めようと動き出しているように思う。
 税理士業界においても税倍事例集など失敗事例集が出版されるようになり、他の税理士のやってしまったミスや「ひやり、はっと」の事例が公開されるようになっている。この中には、ちょっと信じられないような初歩的なミスもあるが、人間がやる仕事である以上は、そういった案件も出てくるように思う。そのようなことがないように当事務所でもチェック体制を強化し、レベルアップのため実務研修にできるだけ参加するようにしている。少なくとも、「ひやり、はっと」でとどめ、大事に至らないように常にゼロベースから業務を見直す必要がある。

「意思決定会計」(2005/09/05)
 個人的に好きな会計分野で意思決定会計という分野があります。日本の会計の分野では原価計算の中に分類されるのでしょうか。こういうと難しく聞こえますが、身近な例で言うと、夕食をとるときに(1)外食にしようか、それとも(2)自分で食材を買ってきて、水道光熱費と労力をかけるかどっちが安上がりになるか迷ったことがあると思いますが、これをもっと会計的に論理付ける分野です。
 法人ではよく出てくるテーマとして、物件をリースにするか購入にするかというのがありますが、この意思決定は会社内で論理的にされているのでしょうか。こういうことを理詰めで考えるのは、結構楽しいですよね。
 日本の会計の教え方は、簿記の借方、貸方から始まってしまうので、余程意欲のある方でないと、最後のB/S,P/Lまでもちません。一方、アメリカの会計の教え方は、最初に経営者が見るべきB/S,P/Lを見せておいて、その方法論として仕訳を教えます。この方が、ずっと論理的な教え方のように思います。経営者の仕事は、その会計データを基にした意思決定にこそあると考えます。どのくらいのニーズがあるのかわかりませんが、法人のお客様に対して、意思決定会計をフォーカスしてサービスできればおもしろいと思います。

「火事伊勢屋 稲荷小路に犬の糞」(2005/08/24)
 「火事伊勢屋 稲荷小路に犬の糞」
 これは、江戸時代の頃、当時珍しくもないものをならべた川柳です。
 当世風に直すと、「火事は地震」に「犬の糞はカラス」に置き換わり、さしずめ「伊勢屋」はチェーン店やFC店に置き換わるのではないでしょうか。
 当事務所から慶応大学に歩いていくと商店街がありますが、どの店も以前のまま商売を続けていくのは大変と見えて、現在はチェーン店やFC店ばかりです。どこも、3階建てくらいのビルを建て、その最上階に以前の店主が住んで、1,2階を賃貸に回すというスタイルです。このような現象はもちろん他の地域でもあり、個性のあった地域の商店街がだんだんと個性を失くしていき、標準化していっております。日本中どこに行っても同じ風景だと気色の悪いものですよね。

「経営者の発する電気インパルス」(2005/08/12)
 人間は「たんぱく質と脂肪と脳からの電気信号」によって生命体としての活動をしているとか。これは、人間の方が多少複雑になってるでしょうが、基本は動物も同じです。こういってしまうと人間様の権威も威厳もなく、身も蓋もない話となりますが、赤ちゃんなんか見てますと、まだ人間とはいえず、生命体としては未熟な存在です。ただ、これに感情や幼年期からの思考パターンなどが肉付けされて、「人格」というものが形成され、魂が肉体に宿り、はじめて人間として育まれていきます。
 企業においても、よく「人、もの、金」といいますが、これだけ備わっていても、無機質なものの集まりです。それらが、企業として有機的に機能するためには、その会社の経営陣が「人、もの、金」という無機的なものに情熱を持って経営方針の息吹を吹き込み、企業文化を時間をかけて醸成していくことによってはじめて、企業が正常に機能します。企業トップが何を考え、物事をどう認識しているかというトップの人格が企業にとって大事だということはこのためです。経営者の発する電気インパルスが企業を常に適正に導けることを願ってやみません。

「税理士試験に思うこと」(2005/08/04)
 8月の初旬になると税理士試験の季節で、今年は8月の2・3・4日が試験日です。この頃になると自分が受験生だったときのことを思い出します。その頃は、まだ、受験会場の早稲田大学にクーラーが完備されておらず、汗だくになりながら受験しておりました。
 また、その後何年か経て、会計の専門学校で2年近く税理士試験の講師をやっておりましたが、教えた受験生が試験でうまく力を出せただろうかという今度は間接的に待つ身として、じれったい思いをしたものです。
 私共は、現在、税理士試験や会計士試験に受かった人材をスタッフとして迎えています。将来は、受験途中の方もスタッフに加わっていただきたいと考えておりますが、大学院を2つ出て、税理士試験の免除されたいわゆるダブルマスターの方の採用はいたしておりません。この、源流にある考えは、顧問先の社長さんたちは血のにじむような努力や資金繰りのご苦労をされている中で、私共も経営者サイドにたって、ご助言を申し上げますが、そのようなとき、何の苦労もしていない人では、経営者の本当の苦労がわかならいのではないかということです。体験上、過酷な試験なのは重々承知の上で申しますと、経営者の方と同じ目線にたつための資格として税理士試験に自力で受かる必要があるように思います。単純かもしれませんが、同じ苦労をした方をスタッフとして迎えたいと思います。

「身過ぎ世過ぎのためだけでなく」(2005/08/01)
 私にも、子供の頃なりたい職業というのがありました。ちょっと前の報道で、男子生徒は1位サッカー選手 2位野球選手 3位食べ物屋さんで、女子生徒は、1位食べ物屋さん 2位保育園・幼稚園の先生 3位看護師さんとありましたが、私もこの中の野球選手というのが最初に意識した職業です。
 この場合の職業は「夢」とほぼ同義語ですので、まあ、てんでなれそうもない職業でも良いのですが、人間が成長し、社会に適応する過程でいろいろ妥協というか、変化を起こし、だんだんとその人の環境にあった職業に付くものです。それが、自分には税理士だったということでしょうか。これは、子供頃は予想もしなかった職業です。というより、そういう職業は知りませんでした。私の知人で会計士がいますが、彼は高校生のときに会計士を意識したとか、これには、ちょっと違和感を覚えます。
 夢をかなえられれば大変結構ですが、多くの人は、自分の当初夢見た職業以外の職に付きます。でも、それで職をもう単なる「見過ぎ世過ぎ」と割り切るのではなく、その職にやりがいをみいだし、自分やその周りの人を幸せにするのが、本筋のように思えます。
 私も、税理士を単なる「見過ぎ世過ぎ」とは考えておりません。経営者の方に役立ち、資産家の方に喜ばれ、お客様に感謝される中にこそ、「やりがい」や「もうおぼろげになってしまった夢」があるように思えます。

「本店の場所」(2005/07/19)
 私が独立開業にあたり、事務所をどこにするか迷いました。初め、杉並区を考えたのですが、税理士も200人くらいしかおらず、基本的に住宅地なので、将来を考えてやめました。
 幸いにも(?)、東京に地縁も血縁もありませんでしたので、まったくフリーハンドで本店の場所を選択できました。選択の基準は、その管轄で一番の税理士にはなろうということで「一番税理士が多く競争が激しくて、一番活力がある地域」としました。結果、私は、芝支部という港区芝で開業しております。当時は、契約していただいたお客さんが近く、糊口をしのぐために、講師をしていた税理士専門学校にも交通の便がよかったというのもありますが、良い選択だったと考えております。
 経営者の皆様に助言させていただくとすれば、本店どこにするかということは、商号同様経営者の思いがにじみでてくるものです。迷ったら、競争の一番激しいところを選択してください。結果的に自分に厳しい選択となり、ベストな選択になると思います。

「会社の商号」(2005/07/11)
 会社の新規開業相談にのっておりますが、会社の商号というのは、いろいろでおもしろいものです。
 会社の形態は、通常、有限会社か株式会社でありある程度選択の余地は限られておりますが、会社の商号は公序良俗に反したり、類似商号にひっかからない限り、自由です。よって、社長の思いや、会社の方針などを伺い知ることができます。また、こればっかりは私共も相談されても、これがベストのネーミングですといえないですので、社長に決めていただかなければならない事項です。
 当事務所も名称変更について思案中です。こればっかりは、なかなか難しいものです。

「初!事務所旅行」(2005/07/04)
 先週末、開業以来はじめての事務所旅行に京都に行きました。京都には毎年行っているのですが、今年はまだ行っていなかったので、旅行先を独断と偏見で「京都」に決定。
 一日目の夕食は、皆で京都の日本料理を堪能した後、ウエステイン都に宿泊。2日目からは自由行動で、私は、嵐山・嵯峨野付近でトロッコ電車、清涼寺、常寂光寺、化野念仏寺、大悲閣千光寺(この大悲閣からの眺めは絶景でした)。三日目は、念願の大原三千院に行って、紫陽花を堪能し、いけないんでしょうが、勝手に清流に足をつっこみ、たっぷり癒されました。タッチの差で団体客が押し寄せてきたので、ここはは、早めに行くに限ります。その後、清水焼を見に清水寺近くの茶碗坂にいって、「あっ」という間に京都旅行は終了しました。
 保津川下りが次回の宿題です。

「ブルームーン」(2005/06/27)
 森羅万象の中で、月が好きです。夏の夜に、日中の暑さから開放され、ほっとしたときに、ふと目にはいる「月」と「月光」がたまらなく良いのです。また、冬空のピリッとした空気感の中で見る明け方の月には凛としたすがすがしさを覚えるものです。月は神秘であり、女性であり、人を狂わすものをもっているとか。西洋の妖怪はたいだい月を見てハイモードになります
 「ブルームーン」。いつの頃からか、青い満月をブルームーンといい、この月を見た人は幸福になれるとかという言い伝えがあります。私共では、お客様が幸せになれますようにとの思いを込めて事務所のシンボルマークに満月ではないのですが、ブルームーンを使っております。
 この私共のシンボルマークと逆なのが花王のマーク。花王も当初は私共と同じ向きだったみたいですが、もっと、満ちるようにと現在のマークに変更したとか。もう少ししたら、変更しようと思っております。

 私の好きな写真集です。 ⇒ 月光浴 http://gekkouyoku.com/

「住まい」(2005/06/20)
 現在、住んでいるマンションは築27年になります。もう地震が来ればまずいということで、最近、住み替えを計画し、都内でマンションを探しております。3つしか物件を見てないのですが、面積、間取り、価格、彩光、通勤、住環境等々判断するべき事項が盛りだくさんでこれを最終的に1物件に決めて決着するのはなかなか難しいものです。私個人は、衣食住なら、「食」を選ぶタイプなのですが、あえて、住の中で優先順位をつけるとすると、住環境。住まいを考える前は、通勤優先だったのですが、いろいろ検討してうちに「住環境」を中心に考えるようになりました。やはり、人間は社会の中で生きる動物なんですね。

「あくせくあくせくと」(2005/06/13)
 おかげさまで、この6月10日で開業して丸7年になりました。最初の1年は、暇でしたが、「人間は、低いところに流れる水のようなもの」と戒め、あたふたと自分のモチベーチョンを上げていたのを思い出します。
 現在は、おかげさまで忙しく過ごしておりますが、経営者の方の悩みを聞くにつけ、自分もそうだったなあとか、開業当時に思いをはせることがあります。
 温泉などに行っても、ずっとぼーッとはしていられないタイプ。あくせくとあくせくとしている現在が、そうなりたいと思った形でしたし、自分にあっているように感じます。

「世代の無意識」(2005/06/06)
 現在の日本はいうまでもなく、段階の世代から70歳までの世代の方が中心に頑張って作られました。そして、当然この年齢の方は、政治的にも世論的にも他の世代よりもパワーを持っている世代です。
 したがって、無意識のうちに、自分たちの世代に有利な制度設計をした可能性があります。昔は、一世帯を子供2人の4人標準でモデル設計しておりましたが、現在、都会でこういった世帯はむしろ稀です。しかし、年金問題や税制などは政治力のある世代になびきますので、なかなか旧来モデルを変えられないでいます。むしろ、介護保険など、まだまだ無意識のうちに自分の世代に有利になる政策が打ち出されてくるように思います。
 頑張った世代が政治パワーを持つのは当然です。しかし、@世代間の不公平感が醸成され、年金の滞納問題の様な形で弊害がでていること、A女性の社会進出を阻んだ結果、段階の世代退職後のマンパワー不足で企業は悩んでいることは、「世代の無意識」で自らの世代に有利な制度を作ったため、自ら変化対応できなくなった結果のように思うのです。

「わが身から出ずるものは、いずれわが身に戻りくる」
(2005/05/30)
 私共は数多くの相続税相談・申告の仕事をやらせていただいております。その中で、有難いことに、個人のお客様に感謝の言葉をかけていただくことがあり、これは、とても励みになります。世の中には、人を貶めるような仕事もありますが、人は動物やコンピューターとつながって生きるものではなく、結局、人は人とつながって生きていくしかありません。である以上、食べるためだけとか、自己のためだけとかで、人に感謝されない仕事を続けていくよりは、やはり、人に感謝される仕事をしたいと思うものです。
 その点において、私共は、大変幸運なお仕事をさせていただいております。ただ、私共もビジネスで業務を行っている以上、お客様から報酬を頂いた中から、適正な利潤を上げる必要があり、一口に、「お客様に感謝される」といっても、内実、そのためのシステム作りや、トレーニングの熟練度などなかなか骨が折れることなのです。
 しかし、「わが身から出ずるものは、いずれわが身に戻りくる」と言います。感謝の言葉をいただいたお客様にやりがいのあるお仕事をいただけた事をまずは感謝、感謝です。

「神は細部に宿り給う」(2005/05/23)
 我々が行っている税務・会計の分野のサービスは外から見ると随分細かくて、面倒なものに写るようです。確かに、そういう側面の多いサービスで、我ながら、飽きせず、よく続くもんだと思います。
 また、どういう文脈で語られたかはわからないのですが、税務の職人として、細かな仕事をやっておりますと、まさにわが意を得たりの感があります。
 手を抜こうと思えば抜ける、でも、それは結果として自分の仕事(作品)に表れる。また、自分自身も悔いを残すことになる。驚くほど緻密に細部にまでこだわって、精魂込めてはじめてその仕事が見る人によっては、ため息が出るほど良い仕事に写る。私は、税理士として、そんな姿勢で仕事をし続けたらと思います。

「GWに柏もちを食べ損ねて」(2005/05/17)
 GWは、1泊2日の温泉旅行の予定が仕事でキャンセルになり、ずっと働いておりました。それは良いのですが、忙しすぎて毎年恒例の柏餅を食べ損ねてしまったのです。これは大変残念です。
 ・・・と聞くと、随分いやしい奴と思われるでしょうが、私の実家は四国の高松で(和)菓子屋を営んでおりますので、5月といえば柏餅なのです。そういう環境で育つと、季節の移り変わりに応じて、1食だけですが、どうしても食べたくなるのです。4月は桜餅、5月は柏餅、ちょっと過ぎて秋になると、よもぎ餅というように、季節感に応じて食べたくなる菓子がかわっていくのです。旬の料理と同じでしょうか?洋菓子はこうはなかなかいきませんよね。
 あんは粒あんで、蒸かしたての熱々のもちをしっかり塩付けした大ぶりな柏葉(あのセロハンなんていうのはいけません)でいただくのが、私の好みです。やはり、茶は新茶といきたいですね。

「法人は食べない!」(2005/05/09)
 少し前、新聞で「法人の人間化」と題するコラムを読みました。早稲田大学の教授が書いたもので、わが意を得たりの思いでした。それによると、かつて欧州では、法人格を持つことは国王の勅許状によってだけ認められるもので、認められたとしてもその活動は基本定款によって限定列挙され、法人の活動が厳しく限られていたとか。(今の定款もその流れを受けてるんでしょうか?)そう、欧州では個人社会が基本で、法人が個人並みに人間としての能力をふるうことはきつく制限されていたのです。
 一方、法人も個人も同列に社会に受け入れているのが、われわれ日本人です。法人が居住用マンションを借り、宴会もします。しかし、法人は寝ませんし、食べもしません。そういえば、宗教法人というのは、そもそも法人にする必要があるのでしょうか?・・・なんて、いろんなことを考えます。欧州が良いとは思いませんが、人間個人がまずあって、次に法人が成り立っているんだということを、時には意識したいものです。

「時間の感じ方」(2005/05/02)
 「時間」の感じ方は動物によって違ってくるらしい。すなわち、象なら象、ネズミならネズミの体感時間があって、その時間というかリズムを決めるのは、「心臓の鼓動」だとか。心拍数は当然動物ごとに違っていて、人間も、人間としての心拍数(リズム)があるのです。しかし、最近、インターネットなど外部環境の変化が秒速で進んだ結果、人間だけが、人本来のリズムと社会生活との間でズレを起こすようになり、ストレスを感じるようになっています。
 ストレスできついなあと感じたら、睡眠や座禅、入浴など人間本来のリズムを取り戻せる環境に自分をおくのが良いみたいです。

「読書という悪癖」(2005/04/25)
 あまり公言しませんが、私の中で「本」が1,2を争う趣味です。「読書」ではなく、「本」がというのは、読書だけでなくて、初版のサイン本をコレクションするのも好き、本屋を見て回るのも好きというかなり重度の本好きなのです。
 よく趣味は読書という方がいらっしゃいます。仮想の世界に自分を投射して、リラックスする程度なら趣味として問題ないのですが、ギャンブルと一緒で、程を過ぎますと趣味というより悪癖の一つとなってきます。読書の悪いところは、思うに、一人の世界に閉じこもりがちになり、周囲の人とコミュニケーションをとらなくなることと、どこでもできるので、区切りというものがなくなることです。これは、低学年生がゲームに夢中になるのとそう大差がありません。
 行きすぎて、この悪い点が身に付くと端からは「変な奴」ということになりますので、読書好きも程ほどに。

「見られることの大切さ」(2005/04/18)
 最近、ブログ(blog)をはじめました。ホームページから見ることができるので、是非ごらんになってください。( → 林 耕作のブログ「会計事務所の所長日記」はこちら。)毎日更新というわけではなく、デスクトップの前に座る日は、更新することにしています。内容は、何を食べた何を見たというなんてことはない日常を書いていますが、いろんな人が訪れて、たまにはコメントがあったりするのが楽しいです。
 元来、モノグサな性格のため、日記というのは、書く習慣はありませんでした。しかし、このブログなら続けられるかなあと思うのは、見られることを前提に書いているからです。まったく他人に見られないとすると、(まあ、死んだら誰かにみられるのでしょうが、、、)向き合うのが自分だけですから、どんどん自分の世界にはまっていって、緊張感やバランス感覚を失ってしまうような気がします。
 これは、「会社経営」でも同じことがいえるんじゃないでしょうか?我々税理士やメイン銀行などの第三者に見られていると思うと、経営者の方もあんまり無茶はできないし、結果として程よくバランスがとれるのではないでしょうか?企業でも起業することは簡単ですが、継続していくことは大変なことです。

「税理士の疲れ」(2005/04/11)
 俗に、「商売人は、暮れの忙しさが正月になってからこたえてくる」といいます。これを、我々税理士稼業に置き換えますと、「暮れ」は「3月の確定申告」で「正月」は、「まさに今頃」でしょうか。肉体的にも精神的に疲れがどっと出てくるのがこの時期です。一方、ちょうど新年度に入ったばかりで巷には新入社員のフレッシュな姿が目に付き、桜の花も咲きほこり、どこか颯爽とした気分になるのも今の時期です。
 疲れているときでも、元気な若者の姿を見るとこちらも元気が沸いてくる感じがします。また、日常業務で元気な経営者に接しますと、元気になるパワーをもらったような気がします。このように、我々税理士も人の子ですので当然疲れますが、フレッシュマンと経営者の方から元気なパワーをもらって、疲れを日々のエネルギーに代え、今日も頑張ります!

「天気が良い転勤の季節に」(2005/04/04)
 先週、天気が良いので、駒沢公園にサイクリングに行ってきました。三田〜恵比寿〜駒沢と概ね快調な行程でしたが、駒沢通りの沿いの道路には引越し屋さんのトラックがいっぱいで、走りにくかったのです。そういえば、ちょうど転勤の時期かと思い、ひとり納得しておりました。
 当事務所でもお世話になっている方や仕事で息のあっていた方が急に遠方への転勤や退職となるケースもありまして、そういった方とのお別れは、寂しいものです。そして、いつも鴨長明の方丈記の一説が頭をよぎるのです。
 「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しく止とゞまる事なし。」
 当初、私がこの一説に思ったことは、今は、離れるけど、この人とは、また一緒に仕事がしたいなあ、とか、また一献酒を酌み交わしたいなとかという単純なものでした。今はもう少し深く考えています。すなわち、私たちは、どこかからかやってきて来て、どこかに去っていく、その去る日がいつかもわかりません。ただ、私たちは広大な大河のうねりの中でたった一つの泡沫(うたかた)として存在し、他の泡沫と縁を結び、また、解くのです。そんな大河にあって、再びご縁を結ぶということは、すごいことです。しかし、もう会わないかもしれない人も多いわけで、一期一会というか、その一回目に結んだご縁というものをもっと大事にしていきたいなあと考えます。
 こんなことを思うのも、年齢を重ねたせいでしょうか。

「妻の頭」(2005/03/28)
 先週末頃、帰宅次第、イキナリ妻から「私、円形脱毛症になった」と言われた。美容院に行ってわかったらしいのだが、なるほど、髪を掻き分けて見ると少しではあるが、毛が生えていない箇所があるのがわかる。
 われわれ男性は、薄々と覚悟ができてはいるが、女性はどうであろうか?藤原紀香も円形脱毛症になったらしいので、結構一時的になるらしい。女性の社会進出により、それがストレスになった影響がこういった結果を生むのかもしれず、これも一種の現代病なのか。

「家計に置き換えて考えると」(2005/03/22)
 突然ですが、あなたが例えばファイナンシャルプランナーで、ある家族(Jさん一家)の家計の相談に乗ることになったとしましょう。そのJさん一家の1ケ月の家計は、こんな具合です。あなたならどんなアドバイスをしますか?
@月 収          53万円(ボーナス、家族の収入含む)
Aローンの元利返済 ▲20万円(可処分所得@-A 33万円)
B家計費        ▲56万円
C田舎への仕送り   ▲19万円
    差  引     ▲43万円(不足分を毎月借金している)
 上の内容なら、匙を投げたくなりますが、こんな感じでしょうか?
(あなた) 「月収は、そうは簡単に上がらないですし、ローン返済は、動かせないでしょう。となると家計費を切り詰めて、かつ、田舎への仕送りを減らすしかありませんね。」
(Jさん) 「でも、家計費はこれで切り詰めているし、田舎への仕送りも簡単には減らせないのですよ。」
(あなた) 「しかし、それでは毎月不足分の借金は減らないどころかドンドン増えていきますよ。一体借金は全部でいくらあるのか把握していますか?これではいつになっても返せませんよ」
(Jさん) 「借金は6,800万円くらいだと思います。借金の返済方法ですが、考えたこともないですね。」
(あなた) 「・・・。」
 あんまり良い例では有りませんが、これは、財務省が発表している平成16年度のわが国の財政の現状を家計に置き換えた場合の数字です。海外移住も考えたくなる惨憺たる状況ですが、このような状況である以上、当分増税路線は変わらないようです。

「芝浜!」(2005/03/14)
 芝浜という落語の話があります。「志ん朝」が有名ですが、昨年、「小朝」のを聞いて、さすがに上手いなと感じました。さて、うちの事務所の近所がその話の舞台だそうで、三菱自動車の旧本社前に「碑」があります。話では、裏通りで商いをやっていた夫婦があることをきっかけに、酒を絶って気を入れ替えて無心で働き、表通りに店を構えるまでになるのですが、酒を何年ぶりに飲む段になって、昔の失敗を思い出して、今の幸せが夢と消えないように酒を飲むのを止めて話は落ちます。
 その話の中に出てくる表通りというのは、うちの事務所前の第一京浜(旧東海道)のことをいうのだとおもいます。うちもおかげさまで表通りに事務所を構えておりますが、夢と消えないように、酒を控えて、無心で頑張らなくては。

「中年のチルチルミチル」(2005/03/07)
 昨年夏、大手メーカーを突然退職した大学時代の友人からの手紙に「北へ向かいます。」と書いてありました。その後、新春に届いた年賀状には「苫小牧に落ち着きました。」と一言。彼は、埼玉生まれの独身で、気軽という点もあるのでしょうが、忖度するに、学生時代にはできなかった夢か目標を追って、それを自分の中で消化するために、北海道にいるのかもしれないなあ、とフト考えました。
 今は、世間一般で見ても、高齢化によって「青春時代」も長くなっており、結構いい歳で自分探しをしている社会人が増えたように感じます。新聞や週刊誌に自分探しをする若者が増えているとのニュースが載りますが、実際のチルチルミチルはもっと高齢化して、中年になっており、随分とながく「青い鳥」を探しているように思います。もう若くないのだからいつまでも夢ばかり追っていないでという大人の意見の一方で、誰しもそんな夢を追い続ける人をうらやましく思う気持ちがあるのではないでしょうか。
 さて、私の友人は、「青い鳥」をみつけることができるのでしょうか?

「ライブドアで春を感じる」(2005/02/28)
 以前は、確定申告が終了する頃、「そろそろ春だなあ」と感じていました。今年は、「ライブドア」で春を感じています。いえ、私もホリエモンいやライブドア VS フジテレビに興味があって、参戦しようと株をちょこっと買ってみたのです。(俗に、踊る阿呆にみる阿呆といいますから。)
 でもどうやら、影の主役はライブドアというよりリーマンブラザーズのようで、この企業も海外でとかく噂のあるところなのですが、ともかく「生き馬の目を抜く」資本主義のなかで揉まれてきた匂いのビンビン漂う企業です。これに、さらに「村上ファンド」が脇役で加わるというのですから、役者が揃いすぎて野次馬にはこたえられません。
 うちのマンションからは、六本木ヒルズが近く、きれいに見えます。春は虫たちが蠢く季節。若き魑魅魍魎たちのざわめきがきこえてくるようです。

「オペラ座の怪人」(2005/02/21)
 先頃、劇団四季の「オペラ座の怪人」を見に行きました。その後間髪おかず、映画も封切りすぐに行きました。食傷気味になるかと思いましたが、左あらず。ワクワクする音楽とストーリーで長い上映時間のハナから終わりまでとても楽しめました。おすぎのCMは好きではないのですが、映画は★★★★でした。
 一方、四季のミュージカルは、良いのは良いのですが、日本人が欧米人の役をやるのは、やっぱりどこか違和感があるというか、しっくりこない部分があります。キャッツやライオンキングみたいに被り物をしてしまえば、もう何人だかなんだかわからないのですが、オペラ座の怪人では、そうもいきません。いっそ、夏あたりに脚本を書き換えて、完全なホラーにして怪談話で和テイストにすればはまるかも?

「風が吹けば桶屋が儲かる」(2005/02/14)
 昨年の京都清水寺のその年を表す漢字は「災」だそうです。なんともまあ、うまく表現したもので、地震に津波に確かに災害の多い一年でした。天災で商売に直接あるいは間接的に影響があった会社も多いと聞きます。しかし、悲観に暮れてばかりいても仕方ありません。こんなとき、不謹慎かもしれませんが、天災(ピンチ)を復興ビジネス(チャンス)ととらえ、いち早く取っ掛かりをつかもうとする行動力こそが求められるのではないでしょうか。
 経済原理をよく表していると感じることわざに「風が吹けば桶屋が儲かる」というのがありますが、新潟地震で地元の土木業者は、当分の間は仕事に困らないとか・・・。天災すなわち不運と考えるだけでなく、これをバネに負け組から一気に「勝ち組」を目指すたくましさが、経営者には必要な資質です。

「師より家になれ」(2005/02/07)
 先日、美容師の方たちの前で講演をする機会があり、「師より家になれ」というテーマでお話させていただきました。これは、自分自身肝に銘じている言葉です。なかなか個人でスタートさせた事業をきちんとしたビジネスに成長させることができる経営者は少ないのが実情です。
 当事務所の事業計画書の表紙には、次の本から抜粋した言葉を自戒の意味をこめて載せてあります。経営者の皆様、これを読んでどうお考えになりますか?
 「事業をやる上で、自分が食っていくだけのビジネスで満足するようではつまらない!」
  1. どうすれば、他の人がやっても(任せても)事業が成長するだろうか?
  2. どうすれば、自分が現場にいなくてもスタッフは働いてくれるだろうか?
  3. どうすれば、事業をシステム化できるだろうか?
  4. どうすれば、自分の時間を確保しながら、事業を経営できるだろうか?
  5. どうすれば、やらなければならない仕事に追われることなく、やりたい仕事(成長分野)に時間をあてることができるだろうか?
 「はじめの一歩を踏み出そう」世界文化社/マイケル・E・バーガー 著/原田 喜浩 訳

「世知辛い世の中に・・・」(2005/01/31)
 一般的に相続により取得した土地については路線価で評価されますが、特段の事業があれば、不動産鑑定士が評価した金額で申告を行うことも可能です。こういった事情から、税理士や弁護士の一部では、既に申告が終了した相続税の申告書について、「払い過ぎの相続税を取り戻してあげます」というアプローチでの営業が行われています。
 もっと踏み込んで、前述の申告書について間違っている箇所を発見し、税理士損害賠償請求をあおっている士等も存在するとか・・・。
 ついに日本もここまできたかという感じですが、委任を受ける税理士の責任が大きいのは当然のこと、依頼されるお客様の側にも、依頼の前に少し勉強が必要な時代になってきました。

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