No.029 相続人に未成年者がいる場合

 相続人中に未成年者がいる場合、親権者であっても親が子を代理して遺産分割協議を行うことは許されていません。このような場合、遺産分割協議を進めるためには、家庭裁判所に申請して未成年者のために特別代理人を選任する必要があります(民法826)。

 この家庭裁判所に申請して、未成年者のための特別代理人を選任する手続きは時間がかかりますので、相続税の申告期限を意識して早めに行っておく必要があります。相続税の期限内申告書の提出期限迄に特別代理人の選任が完了せず、結果として遺産分割が確定できないようなケースでは、配偶者の相続税の税額軽減や小規模宅地の評価減の適用が受けられなくなります。